所さんのアタマの中にある「カッコいい」の基準は、いつだって僕らの常識の斜め上をいきます。
今回、YouTube「所さんの97チャンネル」で公開されたのは、とんでもないアパレル・プロジェクトの裏側。なんと、「所さんが3年間も天日干しして、いい感じにヤレさせたMA-1」を、加工場の職人たちが手作業で完全再現するというのです!
「新品を買ってきて、ただ着るだけじゃつまらない」。そんな所さん流の美学に応えた、日本の職人たちの執念のプロセスを少しだけご紹介します。
1. 「ナイロンを脱色する」という前代未聞のミッション
ベースとなるのは、アルファインダストリーズの真っ更な新品MA-1。
通常、丈夫なナイロン素材をブリーチ(脱色)するのは非常に時間がかかり、困難な作業だと言います 。



しかし職人たちは、肩周りなどの「一番日焼けしそうな場所」を計算し、ブリーチ剤で丁寧に色を抜いていきます 。単に色を落とすだけでなく、ムラのある日焼け感や、そこに生まれる絶妙な「影」までをも筆を使って表現していくその姿は、もはや服飾加工というよりアートの領域です。
2. サビ、ペンキ、リブのヤレ感…執念のディテール
さらに驚くべきは、本物と見紛うほどの異常なディテールへのこだわりです。
わざとらしくない、自然に付いたようなサビ汚れや不規則なペイントの完全再現 。
長時間の洗い込みによって、表面の塗装がリアルに剥がれたスナップボタン 。


そして、古着好きなら誰もが唸る「リブの退色」や、長年着込んだからこそ生まれるリブの「抜け感(詰まり感)」に至るまで、手作業で徹底的に作り込まれています 。
現場の職人自らが「ナイロンの脱色は今までにない工程だった」と語る通り 、所さんの理想のサンプルに忠実に近づけるための、果てしない試行錯誤が詰まっているのです。

この圧倒的なオーラと哲学は、ぜひ「お手元」で!
「ただ古い古着を探して着る」のではなく、「新しいものを、自分好みの歴史に染め上げていく」。この途方もない手間暇を面白がる心の余裕こそが、世田谷ベース的・Daytona的な「大人の遊び」の真髄です。
Web動画では職人たちの鮮やかな手捌きが楽しめますが、この完成したMA-1が放つ圧倒的なオーラや、所さんが語る「ファッションと遊びの哲学」のディテールは、ぜひ実物でじっくりと味わってください!
(編集・文:ケンボー)
▼職人たちの執念の加工プロセス(動画本編)はこちら!
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【編集後記】
過去のアーカイブをめくっていると、所さんの何気ない「これ、作っちゃえばいいじゃん!」という一言から生まれた数々のアイテムの歴史に気づかされます。単なる読み物で終わらせず、その「遊び心」を実際に手元に置いて楽しめるのが、Daytonaや世田谷ベースの醍醐味です。現在も『ホビダス』では、そんな所さんのひらめきを形にした公式グッズを多数展開しています。また皆さんが思わずニヤリとしてしまうような新しいアイテムを企んでいますので、お楽しみに。
(編集部ケンボー)





















