所さんが収集しているビンテージ・ツールの数々。これをただコレクションしているのではなく、マジで使っちゃっているのが、世田谷ベースの凄いとこ。今回は、母屋の水道管を交換する際に役に立ったというお話し。


この前さ、ウチの家の庭の蛇口を交換しようってなってさ、そんで、ユニディ行ってパイプを買ってきたのは良いんだけど、元々付いている蛇口を取り外すのに、塩ビ管を押さえとかなきゃいけないってなって。プライヤーで掴んでも滑っちゃうし、どうしたもんかなぁって。で、ウチにある旧い工具ですよ。

1930年製とかかな。凄いね、1922年のパテントだぜ。それがガッチリ塩ビ管をくわえて。昔の人はアタマ良いよね。力を掛ける方向にドンドンきつくなっていく仕組みをさ、凄く単純なパーツ構成で作っちゃうんだもん。ここ近年、驚くような工具って開発されてないもんね。ほとんど進化してない。十分なんですよね、1930年代の工具で。クルマだってバイクだって、大して進化してないからね、実際は。細かな装備とかそういうのは良くなってるけど、基本的な構造は何十年も前からずっと同じなんだから。
気づかないですけど、確かに、根本的な部分から画期的に進化しているモノって、意外と少ないのかもしれないですね。
そうなのよ。だから、旧い工具でいいんじゃないのって。
ガレージにある絵柄もカッコイイですしね。
そうですよ。置いてあるだけで雰囲気が良いじゃない。
いやぁ、でも、実際に使ってるのは世田谷ベースくらいですよね、きっと。
まーね(笑)