ホビー

世田谷ベース モデルガンカスタム講座 ブルーイングって何だ? その02

所さん直伝
ブルーイングのやり方

爪が取れるかもしれないほどに磨き込む
下地処理から作業開始!!

ということで、所さんのブルーイング作業を覗かせていただくコトに。いったい、どうやってカッコイイブルーイングが完成するのでしょうか??

下地処理完成
いっそこのままでもカッコいいんじゃない!? って思えるほどに美しく塗装を剥がされた銃。この下地作りが、最終的な仕上がりに相当影響してくるのです。で、せっかくこんなに綺麗な状態の銃をこれから全部錆びさせちゃいます。ちなみに、この銃の場合も、銃身(バレル)はヘビーウェイトのプラスティック製。塗装を全部落としても、黒ずんでいるのです。シルバーの部分は、スチール。

1 まずは徹底的に塗装を落とす
まず最初の作業。スポンジヤスリを使用して、元々付いている塗装を全て落とします。ココをいかに丁寧に行うかで、ブルーイングのクオリティが決まります。ブルーイングの溶液は鉄素材に反応して、錆を起こすので、ペイントが乗っていたり、脂がのっていたりすると、綺麗に反応が起きずに、錆びない場所がポツポツとできてしまうのです。なので、スチールあるいはヘビーウェイトプラスティック全面の素地を丁寧に出しておく必要があるのです。この作業を行うと、鼻の中まで真っ黒になるので、マスクをして、部屋の外で行うのが理想的です。
2 せっかく綺麗にしたのに……
下地処理が終わったら、今度はブルーイングの溶液を塗っていきます。所さんの場合、反応した際の色が違う3つの溶液を使い分けて塗布し、独特の風合いを作り出していくのです。一番最初に塗るのはウェスタンアームズのブルーイング溶液。どちらかというとグレーに近い色味になるのが特徴です。せっかく綺麗に磨いた銃があっという間に錆びていきます。
3 重ね塗りがポイント
続いて、2液目、3液目を塗布。所々ぼってり塗ったり、薄く塗ったり、錆びさせ方に陰影をつけることで、何とも言えないまだら模様が生まれるワケなのですが、どのやり方がベストなのかは、素材の状態にもよりけりなので一概には言えないというところがここ最近の研究結果によって判明しております。

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