クルマ

東海岸からやってきた所さんのホットロッド その1

パナマ運河から香港を経由して……
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所さん
もともとウチに来たときはラットロッドみたいなね。汚れたのを、ポンコツで乗るみたいな。それが東海岸の公園にあったのを、たまたまサンダンスの柴崎くんが見つけて、「何だコレは!」と。公園の駐車場で“FOR SALE”という看板を掲げて停めてありましたよって、その電話番号の写真撮って情報を持ってきたわけなんだけどさ。「所さん、5000ドルで売ってましたよ。電話番号書いてありましたよ、ココに」って。じゃあ連絡してみっかってなったんだよね。そしたらホントに5000ドルだって言うからさ。しかも走るぞって(笑)。日本円にした60万円だぜ。安いなぁってさ。で、じゃあ買おうってなって。そんで東海岸から船に乗って、やって参りましたが・・・・・・。パナマ運河を通り、途中いろんなところに経由する便に乗っちゃったもんだから、香港に行っちゃって。香港で旧正月に入っちゃって。仕事しませんって。ふざけんなよって(笑)。だから意外と時間掛かったんだよね、日本に来るまで。それで、日本に来て。そのままいろいろと法規上のものをクリアして。結局1940年ぐらいのトラックだから、まあウィンカーなんかもいらないとか、ほんとに、アメリカにあったまんまで良いというクルマなんだけどさ、書類上は。ただウィンカーなくて、手信号で曲がってるとその都度「アイツっ!」て思われたりすんじゃん。お巡りさんに止められて、その都度説明するのもめんどくさいと。なんで、本当はウィンカーなくても、その当時のクルマだからいいんだけど、その都度なんかいろいろと皆様方に「アイツ、ウィンカーもつけないで」と思われるのもなんだからウィンカーはつけて。だから意外と法規以上の事をしているわけなんですよね。さらに、ライトの位置も内側に寄ってるもんだから、もう一個球を外にも光るように取り付けてっていうようなこともちゃんと全部やったりなんかして。アメリカから持ってきて、まずやったのはそういうことだよね。
港から車輌を引き上げたのは、ロッドモータース。早速ローダーに乗っけて世田谷ベースへ。アメリカでは普通に走っていたという噂どおり、細かい話しは抜きにすれば、それなりに動く状態ではありました。葛木さんの手によって、ローダーの荷台が徐々に傾斜していきます。斜めになった荷台からクルマが落ちないように、運転席でブレーキを踏んでいるのは所さん。まだ車検取得前なので、ナンバープレートは付いていません。
これは相当凄いクルマが来たね
このクルマ作ったヤツ結構センス良いんじゃない?

紆余曲折あり、やっと日本に到着したホットロッドを前に、満面の笑みを浮かべる所さん。実は、ホットロッド的アメ車は所さんの人生初。これからどうやって改造していこうか? 所さんのアタマの中にはいろいろなアイディアが渦巻いているのです。

その2へつづく

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