エビスビールと料理用アルミホイル

ドラッグレース参戦車輌の製作に没頭する所さんが次に生み出したのがファルコン。1963年式のハードトップは内装が凄いことになっていたのでした。

ここんところね、料理用のアルミホイルを使って仕立てるのがワタシのブームなんですよ。

またこのノバも徹底的にカスタムされてますね。

リアのインナーフェンダーはエビスビールの缶だぜ。それをカットして、上手に折り曲げてって、作っていくと、凄くない? オレは才能あるなぁって思いましたよ(笑)。

もう、不可能は無いんじゃないですか?

うん、今のところ無いね(笑)。

左右インナーフェンダーはアルミ製で、フェンダーとフェンダーを繋ぐ中央の部分をアルミホイルで作っているわけですね。

Zのトランクルームなんかもそうだけど、アルミホイルを上手く使って作ると、なんだかね、味がでるんですよ。

雰囲気が断然良くなりますよね。

そーなんですよ。断熱材を貼ってみました的なね。

これもリアはナロードして、フロントのアシを作り直してという、工作なんですか?

まず、リアのデフをドラッグ用の物に換えるでしょ、で、その後に、プロペラシャフトの長さを合わせて、パテで固定して、で、マフラーをこさえるでしょ、あっ、勿論フロントのアシはストローク短くして車高を落とすと。

気が遠くなるような作業工程ですね。

んで、その後に、内装を汚して、その後にリアのインナーフェンダーだね。

はぁぁぁ。

エビスビールの缶を切って、サイズを合わせて成形してと。まぁざっとそんなところでしょうか?

タイヤの文字はステッカーですか?

フリーハンドですよ。ミッキー・トンプソン。こんな字が入るだけで、グッと雰囲気が良くなるよね。

フリーハンドですか。戦車を作られていた時代の技術がフィードバックされているわけですね。

確かに。しかし、スゴイクォリティだねぇ。

いやもう、半端じゃないですよ。

あっ、ちなみにね、このクルマはシートノーマルのままにしてあるんだよね。

それは何でですか?

街乗りも意識した仕様とでも申しましょうか(笑)。

なるほどぉ、ちゃんとクルマの方向性というか、オーナーの意向が反映された作りになっているわけですね。

当たり前ですよ(笑)。

さすがです、トコロ板金。