ホビー

所さんのダイキャストモデルカスタム道

写真で見る限りホンモノ?  ラット仕様から極上車までトランザム3バリエーション

スクラップ場にあるようなボロボロから、サンデーレースで活躍してそうな極上レーサーまで、所さんの卓越した技術で、ダイキャストモデルをカスタム。どこまでも徹底した作り込みにご注目。

これはそうとうやったでしょ?このボロボロ仕様なんて、ミラーがワイヤーでくくりつけてあるなんて、こんな演出大変ですよ。
編集部
いやぁ、すごいことになってますね。
凄いことになってますよ。シートなんか見てよ。ワイヤー出てますからね。ココはね、一回シートをくり抜いて、そこに上手く曲げたワイヤーを仕込んで、裏側にスポンジを入れて、脇にもスポンジを挟んでいくっていうね。この人はヤルでしょ?
編集部
もう、ボロボロ加減もここまでいくと芸術の域ですね。それに引き替え、こっちのトランザムはむちゃくちゃ綺麗に仕上がってますね。
元のなんて、メチャクチャつまんないんだからね。ほら。比べてごらん、全然違うでしょ?
編集部
所さんが作ったモノは全然シャープですね。
そうでしょ?レストアして綺麗に改造したヤツでしょ、で、こっちが中古車屋さんに並んでいるやつで、こっちがジャンク仕様。
編集部
トランザム3バリエーション!!
いいねぇ。フェンダーなんかは潰しやすかったな。
編集部
全部同じメーカーですか?
そう。でも年式が違う。73年と71年。分かりやすいところで言うと、グリルが違うんですよ。
編集部
本当だ。あと、ホイールも違うんですね。
内装なんかもね、73年はモダンになってる。
編集部
へぇぇ。
ここ1週間はコレしかやってなかったな(笑)。やめられなくなっちゃってさ。カミさんなんか、あんたとうとう行くとこまで行っちゃって、やることないからそんなことやってんでしょ? なんて言うからさ、ワタシだって綺麗なのも作れますよ、ってことで、昨日からつくってたんだよ(笑)
編集部
コレまた綺麗に仕上がってますよねぇ。
でしょ? ね? 綺麗に作るでしょ? 昨日、茶の間でこのシール全部貼ってて、夜中の二時くらいまでやってましたよ。

その数日後……

編集部
おはようございます。
やぁやぁ。今日はどうしたの?
編集部
色々ご報告、お届け物等々ございまして。
そうですか。まぁ座りなさいよ。
編集部
失礼します。あぁぁ!!
なに?
編集部
またまた新作!!
あれ、見せてなかったっけ?
編集部
見てないっすよ!!
最近はさ、もう作業が速くなって来ちゃってさ。
編集部
熟練ですもんね。
もう熟練工だからさ、どんどん完成してしまうわけですよ。
編集部
チャージャーですか。
いいかんじでしょ? これなんかあれだよ、アメリカの子供が遊んじゃって痛んでたやつだから15ドルとかだぜ。それに中身を入れ替えてさ。車高も最高な状態ですね。
編集部
たしかに、この車高は最高ですね。
こっちもスゴイだろ? サビもさ、行くところまで行ってるんだけど、コレなんか、塗装が剥がれ掛けている演出だからね。左側のドアの所ね。
編集部
えぇ!! まじで剥がれてるじゃないですか!!
やるだろ、このおじさんは。
編集部
これってどうやるんですか?
簡単に説明すると、下にフィルムのようなモノを入れて剥がしているんですよね、実際に。
編集部
厚く盛りすぎたパテが劣化して剥がれてきている的な。
そうそう。そういう感じ。こっちはね、あまり車高が下がらなかったんだよね。もともとのシャシーだとコレが限界。なんで、青い方はシャシーごと別なモノに換えちゃっている訳なんですよ。15ドルのダイキャストに3万円もするダイキャストの中身を移植ってどういうことなんでしょうか(笑)?
編集部
青い方はエンジンもすごいクオリティですもんね。
そうでしょ? ホント楽しいですよ、この作業は。今日もこれからもう一台仕上げますからね。次のヤツはどうしようかなぁ。

コチラがカスタム前のドノーマル状態。エンジンもプラスティックパーツを組み合わせただけ感バリバリの仕上がり。所謂普通の1/18ダイキャストモデルが所さんの手に掛かると、凄いことになってしまうのです。

中古車販売店で売られているコンディションの良くないファイアーバード。屋根やドアの塗装は剥げ、ボンネットも上手に閉まらない状態。とはいえ、内装やホイール等ほぼ全てのオリジナルパーツが残っているため、レストアベースとしては価値のある一台。1973年式の後期型。

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