ホビー

所さんにモデルカーのサビ塗装について所さんにインタビュー!

ダイキャストモデルカーに移行!? 戦車作りがひと段落したところで、所さんが盛り上がっているのは1/18ダイキャストモデルに所さんが汚しを入れること…。

どーなの??
スタッフ
おぉぉぉぉぉ!!!
日々進歩ですよ。
スタッフ
しかし、スゴイクオリティですね。
トランザムなんか、イカしてんでしょ?
スタッフ
この配線は?
乱暴にバッテリーをつなげてあるんですよ。
スタッフ
なるほどぉぉ。
写真にすると凄いんだから。ほら、オレの撮ったヤツ見てみなよ。
スタッフ
おぉぉぉぉ。もう本物ですね。
でしょ?
スタッフ
ドアに付いている看板はどうしてるんですか?
こういうのは、縮尺合わせて作ってんの。
スタッフ
なるほどぉぉぉ。しかし、相当なクオリティですね。
緑色のトラックなんかは、エンジンルームも作り込んでるから素敵だよ。
スタッフ
うぁぁ、ラジエターの液を吹いちゃって、そのまま放置されたような雰囲気ですね!!
もうね、面白すぎるよ。
スタッフ
これは完全に新品のダイキャストミニカーをベースにやってるんですよね?
そうだよ。新車ですよ。それに、パテ盛ったり、塗装したり・・・・・・。作り方がいろいろな方向からいけるのも楽しいよね。エアブラシから行こうかなぁとか、シンナー系のマット材から行こうかなぁとか、スポンジで行こうかなぁとかさ。綺麗な模型を作る場合って、ほとんど順番が決まってるじゃん。
スタッフ
なるほどぉぉ。あっ、この黄色いトラックは、パンクしてるじゃないですか!!
当たり前ですよ。
スタッフ
すげー!!
だからさ、どう壊そうかなぁってのも面白いよね。タイヤが凹んでた方が良いかなぁとか、ホイールが歪んでた方がいいかなぁとか。
スタッフ
例えば、パンクした方が良いかなぁとかって、どういうタイミングで思いついたんですか?
昨日、錆びも入れて全部終わって、そのくらいのタイミングで思ったんだよね。あっ、その前にね、トランザムを作ったんだけど、そのときタイヤを交換したのね。ファイヤストーンに。そのときスゴイめんどくさかったの。タイヤが堅くてさ。でね、その途中、ホイールにリムからビードが外れた感じも悪くなかったんだよね。こういう雰囲気もアリだなぁって思ってたの。脱輪しちゃってる感じね。それを今度やろうって思ってたの。
スタッフ
なるほどぉぉぉ。
でね、パンクさせようってやってみたんだけど、タイヤが細くて高さもあるでしょ、黄色いトラックは。だから、リムからタイヤを外しても上手く脱輪しないんですよ。トランザムはタイヤが太くて扁平だから上手く行ったんだよ。でも、もうパンクっていうイメージがあるじゃない。だから何とかしてやってみようと。そんで、とりあえず切っちゃえってことで、タイヤの下の部分を切断して、そのあとに、鉄のコテを熱く熱したヤツでジューッとやって溶かして、タイヤが潰れた感じにしてみようってやったんだけど、なーんか違うなぁと。タイヤが潰れた柔らかさが出ないんだよね。なんで、最終的にはパテですよ。パテで膨らみを付けて、塗装して完成と。そしたら上手く行った。
スタッフ
カッターで切るんですか?
イヤ、ニッパー。ニッパーでバチンバチンと切る訳です。でもね、パテであのパンクを表現するの、難しいんだよ。かなりのテクニック。だってよ、タダパテを盛って膨らみを付けただけだと、タイヤのギザギザが無いから、その部分だけパテを盛りましたっていう雰囲気になっちゃう訳なんですよ。だから、細いドライバーの先でパターンを掘ってさ。
スタッフ
パターンを掘るんですか?
そーだよ。じゃないと、雰囲気でないんだよ。ねっ、大変でしょ?(笑)
スタッフ
昨日お邪魔した時は、錆びも入っていない状態だったのに、スゴイスピードで作ってしまうんですね。
そーね。昨日はマット剤だけを塗った状態だったよね。でもね、あの黄色いトラックは、下に置いてあったヤツなんだけど、ズーッと置いてあったから埃が乗っかってるじゃん。で、その上からマット剤を吹くと、良い雰囲気になるんですよ。埃がそのまま固まるから、埃で汚れた感が演出できるんですね。
スタッフ
なるほどぉぉぉぉ。
だから、しばらく放ったらかしておくっていうのも手ですよ。そうすんと、わざわざ砂で汚しを入れたりしなくても、自然の埃で雰囲気良くなるからね。
スタッフ
錆の部分が盛り上がって見えるのは、パテを盛ってるんですか?
ささくれているように見えるでしょ? コレはね、そう見せてるだけなんだよ。錆び入れた淵に薄い色を入れるとそうなんの。
スタッフ
だまし絵みたいですね。うわ、こっちはバイナルトップが剥がれてる!!
よくできてんでしょ?
スタッフ
これ、生地を上から貼るんですか?
やり方? 教えちゃおうかなぁ。あのね、これは、寝袋をしまう袋の内側に付いていたポケットを剥がしたナイロン生地。それを貼り付けて、汚して、下側に錆びを作ってってさ。そうすんと、こうなるんですねぇ。今はシートを貼りたくて貼りたくてたまらないからね。これからアメリカからハードトップ系のクルマが沢山届くから。
スタッフ
なるほどぉぉぉ。
あとね、ウチの作ってるモノのスゴイのはね、こんなに下がっているのに、ハンドルも切れるし、クルマも走るって所なんですよ。普通、車高を下げているオモチャって、飾るようだから、動きもしないじゃん。それがどうでしょう。ウチのは動くからね。これね、大変なんだから。スプリングなんかも、このくらいかなぁって切って、一回装着して、車高を見て、足りなかったらまた切ってってさ。各種スプリングを買いましたからね。細巻きの堅いのとか、太巻きの柔らかいのとか(笑)。
スタッフ
もう、自動車工場なみですね。
ロアアームもなんかも反転してるからね。下に向かって下がっているのを逆に付けると、上に上がるでしょ? そうすると、ハブの取り付け位置が上がるから、つまり、車高は下がると。それに合わせて、ショックを切って、バネを入れてってやれば完璧ですよ。ほんとね、大変なんだから。イラつくよ(笑)。で、そうやって脚廻りを作ると、走るし、曲がるし、車高が低いにも関わらず、脚廻りも上下に動くし。かぁ、やりますねぇ、ワタシは。
スタッフ
全てが稼働してないとっていうのは、戦車の時もそうでしたよね。動くモノはちゃんと動いていないとダメですよね。
その方がいいじゃん。せっかく動くんだしさ。あっ、だからね、ここから、新車のように戻すってのも面白いかもね。ここまで汚しを入れて、その後に、塗装を剥がして、塗り直して、内装も綺麗にしてさ(笑)。
スタッフ
爆笑
ホントに面白れーよなぁ(笑)。

97ch Pick Up

97ch Pick Up

97ch STORE OPEN

97ch STORE OPEN

世田谷ベースのウェブコンテンツをいつでもどこでも楽しめる「97チャンネル」の開局を記念して、オリジナルのワークシャツを販売。数量限定なのでお買い逃しなく!