数年前、所さんが戦車の製作にハマっていた時代のお話し。来る日も来る日も戦車の製作に明け暮れて、ついに夢にまで戦車が出てきて目が覚めたっていうのは、ウソのようなホントのお話。ヤルとなったら徹底的に。世田谷ベースの工作作業はハンパないのであります。1/16のRC TANKにウェザリング加工を施して製作された、超リアルなディテールをとくとご覧あれ。



もうね、ワタシはやりますよ。ズーとやってますからね、ココで。

錆の具合とか、凄いことになってますね。

ヤルとやったら本気だからね。アフリカ戦線と、ロシア戦線ですよ。

これってラジコンですよね。

そうだよ。1/16の中国製ね。

しかし、そうとは見えないですよね。まさかコレが既製品のラジコンだとは。

凝ってんだろ? フロントのパネルなんか捲れてんだからね。

ホントだ!!

旋回するときに、そこんとこぶつけそうだろ? そういう場合には、こんな感じになるんじゃないかなぁってさ、考えてんだから、オレは!!(笑)

なるほどぉぉ。これどうやって曲げるんですか?

コレはね、一回パネルをノコで切るの。

切る??

で切ったパーツに爪切りでクラックを入れるんですよ。そんで、クラックを入れた部分を適当に曲げて、そのパーツを捲れ上がった半端なカタチで接着して、間をパテで埋める。

はぁぁぁ〜。

オレはやるんですよ。ちなみに、来週もう2台か同じ型の新車が届くんだけど、それはもっといろいろやってみようかと思っているわけですよ。

ぞくぞくと届くわけですね。

当たり前ですよ(笑)。ここんところの錆びてる部分なんか、一度パテで盛り上げて、それから錆び加工ですよ。もうねスゴイんだから(笑)。休みの日は、ここでずっとやってるからね(笑)。

カメラで撮ると、もはや実車ですね。分からないですよ、ホントに。ちなみに、塗装はエアブラシなんですか?

そーだよ。でね、今使ってるのは、ガスのヤツなんだけど、これ、ドコでも簡単に移動できるから、便利っちゃ便利なんだけど、使ってると、冷えて来ちゃって、圧力が落ちてきちゃって、イマイチなんだよね。だから、ちゃんとしたコンプレッサーのやつ買おうかなぁと思って。

相当長い時間使うんですね。

始めると4時間くらい一気に経ってるからね。で、事務所で終わらないと、セットを家まで持って帰って茶の間で続きやってんの。カミさんに「戦車が本当に好きなのねぇ」とか言われながらよ。バカだろ、オレ?(笑)。

自宅に持ち帰ってるんですか?

そうだよ。手に戦車と塗料を持って家に帰るの(笑)。

それスゴイ絵ですね。あっ、このドロみたいのはどうやってるんですか?

見つけましたよ、ワタシは。ドロっていうスティックが売ってんだよ。

へぇぇぇ。

水性なんだけど、スティックの先をグチャってやると、そのカタチで固まるんだよ。

パテみたいな感じですね。

そうだね、色が付いてて、グチャっとなるパテだね。

リアルですねぇぇ。しかもいろいろな色のドロがあるんですね。

面白いでしょ? しかも3種類あるの。塗るだけ簡単。3D汚しが可能ってやつだよ。それからコレね、タミヤの光硬化パテ。練るパテだと、溶接みたいな雰囲気が出ないわけですよ。

なるほどぉぉ。

研究してますねぇ、ワタシは。