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まるで新車の輝きだ!! ブラストで艶っぽい美しさを手にいれる BMW R75/6 カスタムプロジェクト vol.5

エンジンのカバー類、クランクケース、ヘッドはすべてショットブラスト仕上げ。高圧のエアで研磨剤などの細かな粒子を吹き付けて金属表面をきれいにするのです。昔は単に表面のサビや塗装を落とすだけに使われていたブラストですが、最近は吹き付ける材料が色々と進化していて表面の仕上がりも自由に選べるようになっていますし、防錆剤も混ぜたりすれば美しさを維持することも可能です。今回使ったのは、しっとりとした半ツヤが特徴の細かなガラスビーズを使ったブラスト。これにより、エンジン各部パーツが美しいけれど、派手すぎない大人っぽい仕上がりになりました。

Crankcase
左右に広がったシリンダーと共にBMWフラットツインの個性を主張するのがクランクケース。他のエンジンのような複雑な形ではなくノペッとしているのが最大の特徴。これがタンクの下にドスンと鎮座する訳です。
Engine Cover
エンジンの前側のカバー。まるで映画ロケッティアに出てきた甲冑みたいな装い。言い方を変えると、19世紀の産業革命的デザインです。フロントホイールの後ろにこいつがどんと付くだけで、雰囲気が一気にレトロになるんです。
Manifold
エアクリーナーの収納部分はクランクケース後方。アルミで作られていてキャブレターとゴムのマニホールドで結合されます。今回はこの純正のエアクリーナー部分も使用することにしました。

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Cylinder head
シリンダーヘッドはR75/6をそのまま流用。R80のボアアップ用シリンダーとピストンをそのまま使用して排気量を拡大するため圧縮比は若干高め。低中速では元気な特性になるのです。

次回はトランスミッションに着手します! 【vol.6へ続く】

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