使っている気配が
“カッコイイ”を作り出す
世田谷ベース的ガレージ論


世田谷ベースみたいな”カッコイイガレージを作るにはどうしたら良いですか?

ガレージとして使うことなんじゃないの?

ガレージをガレージらしく・・・・・・

つまりね、クルマを並べて、写真を飾って、照明を入れて、壁や床にシミひとつ無い空間ってさ、それショールームじゃん。ショールームみたいな空間を作りたいなら、それでいいと思うけど、ガレージなんだったら、排気ガスのシミが壁についてたり、タイヤの跡が床に付いてたり、オイルのシミがあったり、そういう気配がないとね。

ショールームとなれば、空間の演出っていう要素が強くなりますけど、作業を行うガレージって考えれば、演出ではなく、実際に使える空間かどうかっていうことが重要なポイントになってきますよね。それぞれの配置も、カッコ良さというよりは、使い勝手を優先することになるでしょうし。

工場が格好良く見えるのもさ、そこで何かを作り出すために合理的な配置になってたり、いつも使う工具が便利な位置に置いてあったり、そういう気配があるから様になっているわけでね。つまり、ガレージもガレージとして使うということが重要なんだと思いますよ。

クルマやバイクのメンテナンスをしたり、ペンキで色を塗ってみたり、ステンシルを吹いたり、自転車をバラしてみたりすることによって、オイルのシミが付いたり、排気ガスで汚れたり、出しっ放しの工具があったり、バラバラのパーツが置いてあったり・・・・・・。使えば使うほどに、どんどん格好良くなっていくということなんですね。

そういうことだと思いますよ。

その周りに散らかったアイテム達は、日々所さんがガレージを使って何かを生み出している証。

