![HONDA CB250T CUSTOM PROJECT 11](https://97ch.tv/wp-content/uploads/2021/05/SB30-フロントフォーク02.jpeg)
トリプルツリーをワンオフしよう!!
![](https://97ch.tv/wp-content/uploads/2021/05/SB30-フロントフォーク02.jpeg)
スイングアームと同様に、フロントフォークもヤマハ製に。
様々なタイプのフォークを検討した結果、
『TZR』用のフロントフォークがドンピシャということが判明しました。
このフォークを使用するために、トリプルツリーはワンオフにて製作。
マシニングセンタによって削り出すための設計図がこちら。
ブレーキは、クラシックなAPレーシング。ディスクはスチール製の2ピースに決定。
クラシックかつレーシーなテイストに仕立てます。
![](https://97ch.tv/wp-content/uploads/2021/05/SB30-フロントフォーク03.jpeg)
![](https://97ch.tv/wp-content/uploads/2021/05/SB30-フロントフォーク01-1-1200x809.jpeg)
削り出されたばかりのトリプルツリーをフレームに装着し、フィッティングを確認。
ピカピカ光ったアルミ素地のままだと、いかにも作りました感が前に出てしまうので、
ブラックアルマイトを施すことに。
リアショック同様、パーツがあまり主張しすぎない方向へ。
![](https://97ch.tv/wp-content/uploads/2021/05/SB30-フロントフォーク04-1-1200x704.jpeg)
TZRのレーサーに使用されていたフロントフォークをオーバーホール。
ノーマルフェンダー用の台座を全て削り落として、表面を旋盤で綺麗に削って仕上げることで、
シンプルなボトムケースにアレンジしています。
街乗り用にセッティングは変更済み。
フレーム同様、不必要なモノは一切無くしてしまうことで、シンプルで
美しいフォルムが完成するのです。
![](https://97ch.tv/wp-content/uploads/2021/05/SB30-フロントフォーク05-1-1200x790.jpeg)
空冷シリンダーのようなフィンが切ってあるAPレーシングは、
レーシーな雰囲気がなんともカッコイイ逸品。1970年代のホンダにもよく似合う。
キャリパーのブラケットもトリプルツリー同様、コンピューターで図面を起こし、
マシニングセンタによって切り出されたワンオフモノ。
下側を軸受け、上部をボトムケースに留めて装着します。
![](https://97ch.tv/wp-content/uploads/2021/05/SB30-フロントフォーク06.jpeg)
TZRのフロントフォークに最初から付いている2つの台座を使って、
ヤマハ製のキャリパーを試してみた時の写真。
性能的には問題無いとは言え、コレじゃ全然雰囲気出ませんね、と、あっさり却下。
よって、ボトムケースのキャリパーの上部の台座は削り落とされることに。
![](https://97ch.tv/wp-content/uploads/2021/05/SB30-フロントフォーク08-1-1200x798.jpeg)
![](https://97ch.tv/wp-content/uploads/2021/05/SB30-フロントフォーク07-799x1200.jpeg)
APのキャリパーに組み合わされるのは、
ベルハウジングとディスクが別体となった2ピースのレーシングローター。
ステンレス製では無く、あえてスチール製のディスクを使用することに。
ちょっとした湿気でジワっと涌いてくる錆が、趣があってカッコイイのです。