小径ホイールをワンオフ製作
タイヤはメイド・イン・イングランドで決まり!!

18インチのノーマルリムは細く、さらに外径が大きすぎので厚みの薄いしか履けません。
今回は太く分厚いタイヤが履きたい!! ということで、16インチのワイドリムに、YAMAHAのハブを合わせてスポークを組み込んでいくことに。
リムとハブは黒くペイントし、スポークはシルバー。タイヤは英国製のエイボンというチョイス。
格好を重視して横幅も厚みもあるタイヤをチョイスしてしまうと、ノーマルに比べて圧倒的にタイヤの重量が嵩む。すると、ばね下の重量が増加し、運動性能が犠牲になってしまいます。
そこで、スチールリムに比べると、圧倒的に軽量なアルミ製のリムをチョイスすることにしました。
タイヤが重い分、リムを軽量化し、バランスを取ろうという作戦です。
リムの厚みがあるH型にすることで、クラシックな雰囲気を追求します。

タイヤの外径が大きくなる分、ノーマルのギア比では、ハイギヤーな方向へ振れてしまいます。
大排気量のエンジンならば、それほど気にしなくても乗れてしまう場合もありますが、今回は250cc。それほどパワーもトルクも無いエンジンなので、
スプロケットをローギヤード化し、適正なギア比を選択することはとっても重要。
試運転を行い、理想的なギア比を突き詰めます。
ホイールとハブをリニューアルするのと同時に、リアハブ内にあるハブダンパーも新品に交換。
トルク伝達時のショックを柔らげ、乗り心地が大幅に向上するのです。
細かな配慮の積み重ねで、バイクの全体バランスは良くなっていくのであります。

セレクトするタイヤのデザインによって、車体全体の印象は大きく変わってしまうもの。
特にバイクの場合は、タイヤの露出具合と車体全体の面積に対するタイヤの占める割合が、
クルマに比べて圧倒的に大きいので、タイヤのセレクトはとっても重要なポイントとなります。
チョイスしたのは、英国生産のエイボン『AM7セイフティ・マイレージマーク2』
サイズは5.00-16 69S。ハーレーなどにも使用されるサイズなので、かなり大きめです。