クルマ

左ハンドルのVクラスって日本にないの? 何か見たことあるような、無いような・・・・・・。皆さん、このクルマご存じですか?

右と左が選べるのであれば、必ず左ハンドルを選ぶ。基本的に左ハンドルしか乗らない主義の所さんなのである。そんな所さんが新車を購入。メルセデス製のワンボックスは、家族皆で移動するためのツールとして、これからガンガン活躍していく予定なのだ。ところでこのクルマ、よくよく見ると日本で売ってるヤツと何かちょっと違う気が・・・・・・。

近年、〝右ハンドルしか正規輸入しない!!〞というインポーターが増えてきています。例えば、所さんがアシにしていたML 63なんかもその中の一台。GL 63には左があるのに、どうしたことかML 63には左が無いのです。

 エクストラチャージが掛かっても構わないから、超スペシャルオプションで、左ハンドルを用意してもらえませんか? とお願いしても、輸入しないと決めたインポーターはお客さんの意見に耳を貸すことはありません。ならば、自ら左ハンドルを輸入してしまおう!! ということで、世田谷ベースにある多くのベンツは自家輸入。だから左ハンドル仕様という訳なのです。

 家族で一緒に出かけるためにワンボックスを買おうかなぁと思いついた所さん。そう言えば、最近メルセデスのVクラスがモデルチェンジしたみたいだし、それにしようとカタログを見てみたところ、案の定、左ハンドルは設定無し。日本にあるのは、右ハンドルのディーゼルのみ。って、エンジンも1種類しか無いの!?

 ということで、早速アメリカの市場を調査し、Vクラスを並行で輸入することに。安部さんを通じて、アメリカ大陸より直輸入されたのでした。

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編集部
所さん、ついにクルマが到着しましたね!!
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所さん
Vクラスって、日本だとディーゼルの右しか無いでしょ。しかも、最高級仕様のゴージャスなヤツだけなのよ。ワタシが購入したのは、所謂バンですよ。飛行場にお客さんを送迎するようなアレ。それのちょっと良いグレードなのかな。これがね、乗るとすごく良いんですよ。2リッターのターボ。よく走る。ウチがいつも乗ってるのって、ベンツも63とかV8ばっかりだから、基本的にノーズが重いの。でも2リッターの4気筒だと、スイスイ走る感じが良いのよ。ブレーキもギュッと止まるし、スッと走り出すし。デッカいエンジンだと、グワッと勢いよく走り出して、デッカいブレーキでガチッと止めるみたいな、力業っぽいというか。どうしてもグイグイした乗り味になっちゃうんだけど、2リッターのターボは軽快。街中じゃ、63よりも走りやすいよ。しかも、名前もメトリスって、Vじゃないのね、向こうは。
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編集部
へぇぇ。メトリスって、聞いたこと無いですね。
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所さん
内装なんかも、ビニールレザーで素晴らしいね。子供が汚しても雑巾で掃除できるし、言うこと無い。商用ベースなんで、シートがリクライニングしないかもって言うから、そりゃ困ったなぁなんて思ってたの。まぁ、レカロかなんかに変えちゃえば良いかなぁとか考えてたんだけど、実際はリクライニングしたし。問題なし。メトリス、良いクルマですよ。
エクステリアデザインは、基本的に日本に輸入されているVクラスと一緒。でも、なんかちょっと違う感じがするのは、ペイントされていないミラーやドアハンドルやグリル、そして、LEDでは無いヘッドライトやテールレンズなど、細かなディテールの違いが蓄積している為。最も差が分かるのが、リアウインドウの大きさ。日本仕様はさらに縦に長く、グラスエリアが広い。全長は、日本仕様で言うロングと一緒。
丁度、オールペンが終わったSLKを納車に来た清野さんに、メトリスのディテールを説明する所さん。清野さんも初めて見るベンツに興味津々のご様子。
日本仕様のVクラスと最も違う点はインパネ。Vクラスの商用版としてヨーロッパでリリースされている「VITO(ヴィトー)」と同じダッシュパネルのデザインとなる。リアには5人乗れる7人乗り仕様。リアが全て荷室になる2人乗りのパネルバンもラインナップされている。
所さんが購入したのは、人を乗せることを前提としたパッセンジャーバンですが、パネルバンもラインナップされております。リアウインドウレスで、ウレタンバンパーにテッチンホイールという組み合わせがシンプルでカッコいいのであります。

メルセデスのワンボックス変遷

(初代)W638
(2代目)W639
(3代目)W447

初代Vクラスが日本に導入されたのは1998年。フォルクスワーゲン製の2.8ℓV6か、メルセデスベンツ製の2.3ℓ直列4気筒を搭載し、メルセデスベンツとしては珍しいFFというのが特徴。FRとなった2代目は2003年にデビュー。Vでは無く、 IANOという名前で販売されていたが、2006年以降はまたVという名前に戻っている。2014年になると、3代目が登場。欧米では、日本で言うハイエース的な商用車としても活躍している。日本に輸入されているのは、右ハンドルのディーゼルのみ(特別仕様のみガソリンエンジンもあり)。価格は740万円〜

黒では無く、メチャクチャ深いグリーン。太陽光線が当たると、更にグリーンの感じが増すという、スペシャルな調色です。ポリッシュだったホイールはすぐ酸化してしまうので、今回は磨いた後にクリアを塗装しております。
密かに、SLKがオールペンされておりました。シルバーだった元々の姿はコチラ。ハードトップにバイナルを貼ってソフトトップ的な雰囲気にアレンジし、アメリカンレーシングのワンオフホイールを装着していました。
ボディカラーに合わせて、グリルもブラックに。フェンダーには、幌と同じベージュで、TOKYO GTと入っています。ステッカーでは無く、あえてピンストというところがカッコイイ!!
完成したSL Kを眺めてご満悦の所さん。ペイントを手がけた清野さんは、とっても几帳面なので、今回もマスキングでは無く、クルマをバラバラにして塗装の作業を行ったそうです。納車出来て、ひと段落の笑顔。

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