所さんのホットロッド誕生秘話
2010年から約6年の歳月を掛けて、コツコツと仕上げられた所さんのホットロッド。
ここから始まるページでは、ゲストに、このクルマを作り上げたロッドモータースの葛木さんに登場して頂き、製作秘話を伺ってみようと思います。いままで、あまり知られていなかった、所さんとロッドモータースの歴史にも少しだけ触れながら、楽しいカスタムの裏事情に迫ります!!
ホットロッドに搭載されているエンジンは谷田部最速!?
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まず、エンジンのお話しからお伺いしたいのですが。
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今回のエンジンはね、70年代のスモールブロック(LT1/350cu.in.)。
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70年代というのには、何か理由があるんでしたっけ?
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これはね、ウチが谷田部で最高速記録を出したときに使ってたエンジンなんですよ。
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えぇぇ!! かの有名な!!
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83年か84年だったかな。当時はセリカXX、とかサバンナRX-7が日本で1番速かった時代ね。ウチは、1973年のダックテールのコルベットC3で谷田部最高速を記録したんだけど、そのとき使ってたエンジンが、コレ(笑)。
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マジですか!!
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えぇっとね、スモールブロックのオートマチックトランスミッションを搭載したクルマとしては、当時、最高記録。260何キロとかだったかなぁ。谷田部はね、直線区間が短くて、すぐにバンクに入っちゃうんですよ。だから、やっぱり、ビッグブロックにはかなわなかったけどね。あっちのほうがトルクがあるから。
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でも、当時260キロって、相当ですよね。そのときのエンジンのままですか?
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いやいや、ブロックはそのクルマのモノを使ってるけど、チューニングは街乗りを重視して。見ため的な部分ではね、アルミじゃ無くて、スチールのヘッドを使っているのも特徴かな。ヘッドを軽量化のためにアルミにするのが現代っぽいけど、見ためがイマイチでしょ?だから、スチールの方がこのクルマには似合いますよね。
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そういえば、ずっと気になっていることがあるんですけど、葛木さんが所さんのクルマをいじるようになったきっかけって、どんな感じだったんですか?あっ、それから、アメリカ時代のお話しもお伺いしたいのですが。
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深いグリーンと、黒と、赤茶色と、全体的にくすんだ色味ばかりが合わさっていたボディ。
そこで、ドアを所さんが大好きなクリームイエローにペイント。
作業を行ったのは、ムーンオートの清野さん。
ダークな色の中に映える差し色が、このクルマのイメージを大幅に変化させたのだ。
次回へ続く
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