バイク

SETAGAYA CUB GROUP が手がけたスーパーマシン スーパーカブでラットロッドを作っちゃおう計画 14

街で見かけた気になるカブ
56 Motorcycles DIRT CUB

56モーターサイクルはフランスにおけるカスタムカブ人気の火付け役とも言えるショップだ。そんな彼らの作った自信作がこのダートカブ。オフロードを徹底的に楽しむためのマシンである。

56モーターサイクルはパリの中心部にあるカスタムバイクショップだ。代表のトム・ダンは4歳でQR50 を乗り出して以来の熱烈なホンダ党だ。モンキーやダックスといったホンダのミニを乗り継いで念願だった名車カブを手に入れたのは2011年のこと。ずっと欲しくて仕方なかったのだが、当時のフランスでカブは非常に入手が難しかった。何しろパリで現存するカブすべてを合計しても30台にも満たなかったという。
その後、カブ人気が高まり、現在ではかなりポビュラーになってきた。56モーターサイクルでもここまでに何台ものカスタムマシンを製作してきたという。ベージュでペイントされたこのマシンはその中の一台。トムの一番のお気に入りだ。
目指したのは“ダートカブ”。つまりBMXのように遊ぶことができるカブである。トムは今、このマシンに夢中になっている。
時間ができると野山に出かけて行き、タイヤをスライドさせたり、ジャンプをしたりして楽しんでいる。軽量化されたカブは、オフロードでとても楽しく走ることができるマシンになった。まだ20代だというトムの若い感性がスーパーカブの意外な可能性を引き出してしまったようだ。
「カブでやりたいことはたくさんあるけど問題はフランスの法律だ。古いバイクを買っても公道用として登録するのが難しくなってしまったんだ。でもホンダは少し前に新しいカブを発売しただろう?嬉しかったよ、本当に。おかけでカブのカスタムをまた作ることができる。ホンダに“愛してる”って言いたいくらいだよ」

オフロードを走るために外せる部品はすべて取り去ってライト類も小型のものを装着。小型のシートを製作した。シートベースも取り去ってしまったためフレームに直接シートを取り付けた。そのため中央には穴が空いていてガソリンキャップが顔を覗かせている。エンジンは50ccのままだがケーヒンのビックキャブを取り付けている。リアフェンダーの形を変更してリアショックもストロークのあるものに交換。ハンドルはマウンテンバイク用。スイッチ類やフロントブレーキはオフ用なので装着されていない。トムの遊び方には不要なものなのである。

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