2眼レフの元祖、ローライフレックスにガングリップを仕込み、世田谷ベース的に遊ぶのであります。


この辺りで遊んでると、楽しくてさ。チューブの角野君がくれたのよ。ローラーイの6×6。松方弘樹さんがスペシャルゲストだったとき、本番中に、「ちょっと一枚撮らせてください」なんつってね。銀幕スターを銀塩カメラで撮るっていうね。で、思ったんだけど、80歳とか90歳とかのご老人にムービーカメラなんか向けると、写真だとおもってじっと動かなかったりするじゃん。まる見えのロケなんかでよくあるんだけどさ。そりゃそうだよな。昔はカメラがこんなんだからさ。ビデオカメラ向けられても写真だと思うよな。

なるほどぉぉぉ。

たしかに間違えるよな。そんなわけねーだろって思ってたけどさ。

間違えますね。

しかしカッコイイでしょ、コレ。

かっこいいですね。フードもスバラシイですよね。

それでね、ファンの人が送ってきたフィルムがたくさんあったの。それが6×6用のコダックで珍しいフィルムなんだけどさ。でも、そのとき俺が使ってたカメラには入らなかったの。ファンはその小さなカメラ用だと思って送ってきたんだけど、間違ってたわけですよ。それがさ、このカメラにドンピシャ。どーしようかなぁって困ってたんだけど、重なりますねぇ。無駄になりませんよ、いろいろなことが。

そういう流れがあるんですね。

でもさ、思うんだけど、めんどくさいじゃん。カメラの裏蓋開けて、フィルム巻いて、一枚目は撮れてるのかなぁとか、二枚目からのほうが良いのかなぁとか、あるでしょ? この絞りであってるのかなぁとか、撮影する相手にもちょっと待ってくださいなんていって、ポーズ取ったままで待ってもらったり、時間掛けながら撮って、現像出してはみたものの、本当に撮れてるのかなぁとか。撮った側も曖昧だし、撮られた側も曖昧だし、このくらい手間と時間も掛かってると、仕事感が出るっていうか、あっさりしてない分、重いって言うか、そう思ったね。

なるほどぉ。

こういうカメラだとさ、レンズを向けると、構えてくれるもんね。若い子でもそうだよ。デジカメだとどうせ何枚も撮れるからみたいな感じあるじゃん。でも、大げさな銀塩カメラだと撮られる側も意識するよね。

デジカメの文化にはそういう緊張感みたいなモノはないかもしれませんね。

しかし、このピストルグリップ良いよね。角野くんがカメラ持ってきたから、じゃっつって、グリップ3つも出してきたら驚いてたよ(笑)。「なんで3つも持ってんですか?」ってさ。ハッハッハァ、スゲーだろ? なんて自慢してみたりしてね。しかし贈り物として相当嬉しかったね。楽しいですよ、ホントに。

トリガーを引くと、シャッターが下りるという優れもの。コレがあるのと無いのでは、かっこよさが断然違います。しかし、このグリップの在庫が3つもある世田谷ベースって・・・・・・。無いものは無いのです。



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