ホビー

モデルガンのグリップはスタッグホーン風で決まり!!

所さん直伝
スタッグ風グリップの作り方

今回のカスタムベースとなるのは、スミスアンドウェッソン社製の357マグナム。真っ白なプラスティック製グリップが、どう変身するのでしょうか?

1 まずはグリップを取り外す

形こそ違えど、ベースとなるグリップの素材は前ページでご紹介したモノと同様。メダリオンは、ロードストローラーのモノに変更され、不滅インクで97という数字が入れられた状態。

2 カッターナイフで細かいスジを

カッターの刃を使って、細くて浅いスジを入れるところから作業開始。ココでポイント。紙を切るように使うのでは無く、カッターの歯を90度回転させて手に握り、V字に彫り込んでいくと、色が入りやすいスジができるのです。

3 大きなスジはリューターで

鹿の角っぽい雰囲気を出すためには、彫りの深い大きなスジが必須。リューターで、ゆっくりと大胆に掘り進んで行きます。深いスジの中に凸凹を作るというのがポイント。これは、実物の凹凸を良く研究する必要があります。

4 ペイントファクトリーが便利

全てのスジが掘り終わったら、色づけ作業。使用したのは、ペイントファクトリーがリリースしているエイジングペイントのラスティイエロー。スジの奥まで塗料がいくように、しっかり色を入れて拭き取る。細いスジは拭き取り過ぎると色が全部落ちてしまうので、若干周りにペイントが残るくらい優しく拭き取るのです。

5 全体的な汚しはパステルで

液体ではなく、粉体のパステル。モデリングの汚しで使うモノなのですが、元々彫ってあるグリップの滑り止めに振りかけ、余分な粉はトントンと叩いて落とします。触ると取れてしまうので慎重に。

6 触っても取れないように

パステルカラーとスジ彫りの塗料を取れにくくするために、最後の仕上げはクリア塗装。パステルが飛ばないように、遠くからスプレーするのがポイント。一気に沢山吹くのではなく、3回から4回に分けて塗装します。

7 これがS.E.A.F.フルカスタム

モデルガンにはブルーイングとグリップカスタム

完成

ブルーイング&グリップカスタムで完璧な仕上がりに。もはや、本物の銃よりも本物っぽいクオリティです。ここまでやって、やっと所さんのデスクに並ぶ権利を得ることができるわけです。白い世田谷ベースのロゴは、サンダンスにてレーザー刻印されたモノ。是非とも皆さんもチャレンジしてみてください。

銃以外にも様々なグリップに使われる鹿の角
ナイフやシフトノブなどに絶好のマテリアル

象牙、パール、ローズウッドなどと並び、ガングリップのマテリアルとして人気の高いスタッグホーン。ガングリップだけで無く、ナイフや包丁の柄やリールのハンドル、ボタンやアクセサリーなどにも度々使用されることが多いのです。世田谷ベースにも沢山のスタッグが!!

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世田谷ベースで見つけたスタッグ。ロードランナーのシフトノブ、折りたたみナイフ、ペーパーナイフなど。一つとして同じ雰囲気のものは無く、角の種類や場所によって、様々な表情を楽しめるのです。

97ch Pick Up

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