所さんが使っているギターは、フェンダー? それともギブソン?両社の良いところを合わせて作ってしまったという珍しいギターが所さんのお気に入り。ギブソン的なフェンダーか、それともフェンダー的なギブソンか?その違いをじっくりと教えてもらっちゃいましょう!!
エレキギターを2つ買ったんですよ。コレがね、全部面白いの内容が。あのね、元々ウチが使ってるギターがギブソンなのに、ヘッドの部分、つまり、糸巻きが付いてるところね、そこがフェンダーっぽいんですよ。ギブソンっていうのは、左右に糸巻きが付いているのが多いんだよ。
ということは、フェンダーのヘッドは片側に糸巻きが並んでいるってことですね。
そうそう。一列になってるの。そのほうがやりやすいんだよ。だから、ヘッドと糸巻きはフェンダーが良いんだよね、俺は。だけどボディは、アコースティックっていうかさ、タダの板一枚っていうんじゃなくて、穴ぼこが開いているのが好きだからさ。だから、ギブソンが良いんですよ。それでうちのよく使っているグリーンのギターあるでしょ? あれになるわけですよ。
おぉぉ、確かに。
なんだけど、俺が使っているモデルに対してフェンダーが文句言ったらしいんだよ。そのヘッド、ウチのと同じじゃないですかって。そしたら、ギブソンがお宅だってそういうの出してるじゃないですかって、言い返したわけ。そういうモデルがあるんですよ。ボディがギブソンみたいなフェンダーが（笑）。そうやってお互いに文句言って結局、売るのを半年くらいで辞めちゃったんだって。
へぇぇ。
で、この前そのギブソン的フェンダーを一本手に入れたんで、両方ともあって面白いんですよ。
フェンダー的なギブソンと、ギブソン的なフェンダーですね。
そう、面白いでしょ。
確かに、グリーンのはフェンダー的なヘッドなのに、ギブソンですもんね。新しいのは、フェンダーなのに、ギブソン的なボディですね。へぇぇ、並べてみるとよく分かります!!ってことは、メチャクチャ価値のあるモデルってことですよね。
俺にとってはね。世間的にはたいして注目されてないと思いますよ。だって、普通、これぞフェンダーっての欲しいでしょ?あっ、それギブソンの何々ですね!!みたいなさ。そいうもんだと思いますよ。
日本で買ったんですか?
そうそう。代官山のね、TUBEの角野君がいつも行ってる所なんだけど、そこのお店は面白いのがけっこうあるらしいんですよ。まだまだ気になるのがあるんだって。んで、そこのお店で角野君にアンプを買ってきてもらおうと思ってるんですよ。そんで、それを昔のキャバレーみたいなラメラメに塗っちゃおうかと思って。緑色のラメとか。何それ、安っぽいってやつ（笑）。KUSTOMって所が昔出してたんだけど、それは手に入らないからさ。だから、マーシャルとかそういうのを塗っちゃいましょうと。
アンプのカスタムはカッコイイですね。
グリーンも良いけど、薄いピンクとか、キャバレーっぽいだろ?（笑）
