バイク

SETAGAYA CUB GROUP が手がけたスーパーマシン スーパーカブでラットロッドを作っちゃおう計画 13

前後のキャリアはスチールのパイプで製作。下に木を貼っている。非常に美しい作りで使い勝手を犠牲にせず、働くバイクのイメージを払拭している。ライト類やメーターは高級感のあるメッキ。カバー類を取り外したことでむき出しになったフレームの独特の形状と取り付けられたパーツがマッチして新しいスタイルを作り上げている。ちなみにこの個体は、そのものを購入することが出来るし、カスタムオーダーする事も可能とのこと。
セオリーにとらわれず作り上げたラットなチョッパーリアサスをリジット化したチョッパー。けれどカブが本来持っている親しみやすさと乗りやすさは大胆なカスタムを施していっても消えることはない。スーパーカブがデビューした時、随所に斬新な設計を施されたのはご存知の通りだ。例えば乗り降りを楽にするために考えられたアンダーボーンフレームもその一つだ。このフレーム、本来はレッグシールドと一体のカバーで隠されているから、人目にさらされることを考えて作られていない。しかし、だからこそ、このフレームをむき出しにすると面白いカスタムの素材になるし、独特のイメージを作ることもできる。ここで紹介するマシンの場合は1970 年式のC70 をベースとしてチョッパーにトライしている。キャリア、カバー類はすべて取り払って基本骨格となるフレームだけにしてから本来シート下のタンクがあった部分を切り取ってシート位置を下げ、リアサスをリジット化。フレームと一体のリアフェンダーをスチールで新たに製作している。リア周りにボリュームを持たせることで、カブの個性的なフレームデザインを生かした車体が出来上がった。組み合わされているのはRX50のキャストホイールと太めのグッドイヤーのタイヤ。そしてゼッケンプレートやワイドなハンドルなど、所どころにボバーやボードトラックレーサー風のイメージを取り込んで、レトロかつ個性的なスタイルのチョッパーを作り上げている。リジッドフレームは、タイヤとフェンダーのクリアランスを極力少なくして美しいスタイルを作りあげることができるが、それと引き換えに乗り心地は悪化する。思い切った改造をするチョッパーの中でもある程度吹っ切れないと簡単には手を出すことができないハードな手法だ。しかしこれも取っつき易いカブというマシンをベースにすることで敷居が下がる。リジットには抵抗があってもカブだったら乗ってみようと思う人もいることだろう。
様々なカスタムの手法が
混在してもカブだから
まとまったスタイルになる

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