錆び、リジット、カスタム、ビッグツイン、スプリンガー・・・・・・。様々な要素を組み合わせ、これまでに無い新たなカスタムハーレーが生まれるまでのお話し。ベース車輌を決定したその当日から今日までの全記録を余すところなくご紹介させて頂きます。
カスタムはどんなきっかけから始まったのですか?
サンダンスに遊び行ってたら、その横っ面にサビサビのフレームでタイヤだけ付いてるスーパーリアルナックル(サンダンスが製作したナックルのリ・クリエイションモデル)のフレームがあったと。スプリンガーのフォークがついたさ。それにちょっと跨がったら、あっ、これがこのまま乗れたら良いのになぁって思ったわけですよ。でも、そのままは乗れないと。どう考えたってさ、安全基準のパーツすら付いていないわけだし、エンジンも載せなきゃいけないし。でも、いろいろと端折ってって作っちゃえば面白いんじゃないかなぁって。いつも綺麗なバイクが完成するんだけど、そうじゃなくてね。サンダンスの2階の倉庫に落ちているパーツとかで組んじゃえば何とかなるんじゃないかなぁって。そしたらたまたまショベルヘッドを売りたいっていう話があって。おじさんハーレーですよ。おじさんテイスト満載のやつ(笑)。それが売りに出ているって言うから、じゃあ、それをベースに作ろうかと。その個体は、サンダンスがずっと面倒見ていたやつだから、エンジンも1450までボアアップしてあって、エンジン自体はクオリティが高いと。ならば、動く部分はそれでいこうと。