今回の作業は、いくつかの会社に作業をお願いしたんですけど、ネジ切る会社はネジばっか切ってボルト作ってるし、こういうギザギザをやるところはギザギザだけをやっている専門職なんです。
そりゃギザギザだけで会社でずーっとやってくってすごいよね。
しかもこれやってるのは大田区でやれるところなくなっちゃって、若林陸橋の側道にロイヤルホストがあるんですけど、その向かい側にローレット屋さんがあって。
へー。環七ですか?
そうです。
ローレット屋さんっていうんだ、これ。
そこのおっちゃんも一人でやってるんですよね。
すごいですね。
昔、トヨタ2000GTをレストアするってんで、ウォッシャーのつまみってのを作らせてもらったことがあって、それもやっぱりギザギザがあるんですね。それも一本一本切らないと完璧な形を再現できないんですよ、で、オーナーさんが全部山数を数えてそこから図面を作ってってやったんですよね。
すごいねー、もう。
まさかローレットの話でここまで盛り上がるとは。
まさかの展開だなー。これ横田君いなかったらこう盛り上がらなかったもんな。
声を掛けていただいてうれしいっす。
いやぁ、今回はホントに嬉しいですよ。写真撮っておこう。んで、今日の収録に行った時に自慢しよう。かー!すごいな、これ。
結構時間かけましたもんね。3か月くらいですよね。
そうですね。
参ったこれ。
結構これは行程がバラバラに分かれてたんで、何社絡んでるんだろうこれで。結構会社数多いですよ。ツマミの部分が黒くなっているのはアルマイト処理ですね。
これアルマイトなんですか。
ブラックアルマイトですね。
そっか。削る人、カタチ作る人、これを染める人、字入れる人。すごいね。
設計図を起こすのは横田さんがやられてるんですもんね?
試作の時、最初はうちの兄弟で図面作って、みたいなところからスタートしました。
また頼みますよ。あげたくないなー、TUBEの角野君に。あげるとは言ったもののあげたくねーなあ(笑)。というか、オレもつけたくない。こういうものとして並べて持っていたいんだよ、俺は。
確かに。ちょっと宝石箱っぽいですね。
この形を崩したくないんだよな。
1個欠けたら1個プラスしたくなりますよね。
よかったです、所さんに盛り上がってもらえて。
これは盛り上がっちゃうぜー。これすごいですよ、あなた。もしかしたら今度のCDでジャケットにする可能性あるよ。すごいもん。かー!なんだよカッコいいなー。