全てのカウルは取り外され、骨組みが露わになったトリシティ。その細部には拘りのパーツが装着されております。風防、ステップ、リジットフレーム用のレザーシートはジャンクハーレーのニオイを漂わせつつ、アルミパネルでワンオフされたカバーや、シート背後に設置されたオイルタンクは、スチームパンク風なテイストに。ポリカーボネートで作られたリアフェンダーは、その昔DN-01を製作した時に作られたモノなのであります。
ヘッドライトが懐中電灯!
所さんのアイディアを具現化した傑作。ぱっと見、カゴに放ってある懐中電灯にしか見えないのですが、実は、中身は全て作り替えられ、自動車用のライトシステムがインストールしてあるために、光量はバッチリ確保されている。懐中電灯の中を覗くと、進行方向に向けて真っ直ぐ向くようにオフセットして装着されたライトユニットが見える。
オイル差しがスターター?
懐中電灯同様に、カゴに放置されているオイル差しは、スターターボタンとして機能する。キーを捻って、オイル差しを握ると、スターターが回ってエンジンが掛かるのだ。こんな感じだったら面白いのになぁという所さんのイメージを具現化するムーンオートの技術力は半端じゃないのです。
これ、傑作だね。だれもコレでエンジン掛かるなんて思わないよ。みんなビックリするんだろうなぁ(笑)