ファッション

“鼈甲”って素晴らしい

眼鏡大臣である所さんが、今注目している眼鏡が2つ。オトナなオトコの必需品。大注目アイテムのご紹介です。

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所さん
これみせたっけ? 鼈甲の眼鏡
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編集部
鼈甲ですか?
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所さん
そう。これがホンモノのベッコウね。
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編集部
いやぁ、全然違いますね。ベッコウって、今や柄の名前になっちゃっていて、プラスティックのベッコウ風のモノが主流ですよね? だからホンモノのベッコウを見る機会って、なかなか無いですよね。
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所さん
そーだよね。眼鏡なんか、ベッコウベッコウって言ってるけど、その大半はプラスティックだもんなぁ。
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編集部
でも、実物は全然深みが違うというか……。
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所さん
アメみたいだよね。でね、驚くのは軽いって事だよ。ベッコウの眼鏡って重いってイメージあったんだけど、全然。かけ心地も良くてさ。耳とか鼻とか、長時間掛けてると痛くなってくるじゃん。そういうのが無いの。やっぱり自然素材って、角が丸いというか、プラスティックと全然違くってさ。驚いた。
所さんが大澤ベッコウにオーダーした眼鏡。所さんが気に入っている眼鏡を参考に、希望どうりの色と形で製造されている。深い艶のある独特な質感はプラスティックの“ベッコウ風”とは明らかに一線を画す。軽くて、肌への当たりが柔らかいのも特徴。ちなみに、ベッコウという素材はディテールを作り直したりすることが可能。新品を買うのはさすがに高すぎるという貴方、家に眠っているお爺ちゃんが使っていたベッコウの眼鏡を探して、それをベースにカスタムするという手はいかが?
ウミガメの一種、タイマイの甲羅を使った伝統的な加工工芸品である鼈甲。背甲(背側)が主な素材となるが、腹甲(腹側)のほか、爪甲(縁の甲ら)も使われる。素材自体の色味や斑(黒い模様)の入り方によって並甲、茨甲(バラコウ)など種類が分かれるが、斑が少なく色味が薄いほど希少性は高いとされる。なかでも爪甲で作られるシロ甲はかなり希少な一品。
色味が濃い並甲はビジネス向け(左/33万円)。レトロな雰囲気で人気の高いまだら模様の茨甲(中/42万円)、明るい飴色の極上トロ甲(右/74万円)は肌がキレイに見える効果もあって女性に人気。
店舗2階の工房。熟練の職人が甲羅を熱と水で圧着する昔ながらの製法で仕上げる。圧着して作っているから、万が一折れたり破損してもつなぎあわせて修理することもできるという。
東京都文京区に店舗を構える大澤鼈甲。創業は昭和31年という老舗。店内には眼鏡フレームだけでなく、髪飾りや指輪など鼈甲アクセサリーも揃う。

大澤鼈甲/www.osawabekko.co.jp

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