所さんの錆加工技術がスゴイのです。このランプシェードがまさか新品だなんて・・・。にわかに信じがたいですよね!?
これ、良く出来てると思わない?
どれですか?
このランプ。
いつ頃のアンティークですか?
このシェードね。これ、新品だよ。
シンピン!?
これは錆びさせたの。
えぇぇぇ!!
もうわかんないよね。ここまで行くと。
もともと少し錆びてたとか。
この、メッキがつぶつぶに浮いた錆みたいの、リアルでしょ?
コレ作ったんですか?
そーだよ。まず、ナイフの先で突っついて傷をつけるじゃん。で、そのあとに、茶系の塗料を塗って拭き取ると、あたかも錆が浮いている感じになるわけですよ。
すげー!!もう説明してもらわないと全く分からない領域ですね。
ワタシの技術、スゴイでしょ(笑)
エッジの部分は所さんがいつも使っている錆塗料で。いかにもココが錆びそうだなぁという箇所に錆加工をする必要があるのですが、そのニュアンスを掴むには、実際に錆びているモノを徹底的に研究する必要あり。錆の特性を掴むのです。
使用したのはこのガーバーのナイフ。尖った先で、シェードをコツコツ叩いて傷をつけるのです。その後、ブラウン系の塗料で傷の中に色を入れて錆を演出。何百回も所さんはシェードをコツコツと叩いたのでした。