The MINI JOHN COOPER WORKS Crossoverで行く
ウイングサーフィン奮闘記
「思い立ったらやってみる」未知なる体験の先には、思いがけない発見と感動があるもの。
新しい遊び、趣味の発見に余念のない97チャンネル編集部が今回挑戦するのは今話題のスポーツ、“ウイング”である。
“ウイング”とは空気で膨らませた翼(ウイング)で風を受け、推進力を得て楽しむスポーツ。スケートボードやスノボーと組み合わせれば陸上でも楽しめるのだがサーフボードやSUPと組み合わせ、マリンスポーツとして楽しむのが主流となっている。
今回ウイングに挑むのは、編集部キムラ。サーフィンはおろか、SUPの上に立つことすら覚束ないマリンスポーツ初心者である。少なからず恐怖心はある。でも同時にスリルがあるからこそ、好奇心を駆り立てられる。
それはThe MINI JOHN COOPER WORKS Crossoverを走らせている時の高揚感も同じ。最高出力306PSを誇る2.0リッター4気筒ツインパワー・ターボエンジンとスポーツサスペンション。専用設計の4ピストン・ブレーキ・キャリパー・・・・・・。「JOHN COOPER WORKS」の名に相応しいモータースポーツを体現する性能は、ドライバーの走りたいという衝動を掻き立ててくれるのだ。ウイングへの好奇心とThe MINI JOHN COOPER WORKS Crossoverを走らせる高揚感のおかげで静岡県・三保に向かう、東京から2時間弱の道のりもあっという間。休憩することも忘れ、一気に走りきって目的地へとたどり着いた。
訪れたのは3万本もの松が生い茂る海岸の先にそびえる富士山の景勝地、三保松原(みほのまつばら)がある三保半島。清水港に面した場所にあるgosea’s surf(ゴーシーズサーフ)が目的地。代表の合志明倫さんはJWA公認プロウインドサーファー。湾内の穏やかな水面がウインドサーフィンを楽しむのに絶好のロケーションだったことからショップを開き、今ではウイング、SUPなどマリンスポーツを楽しむ人が訪れるスポットとなっている。当日は快晴。絶好のロケ日和と意気揚々とウェットスーツに着替えてレッスンに挑む。
初めてウイングに挑戦する人は、まずは陸上でウイング(翼)の扱い方を学ぶ。空気で膨らんだウイングは頭上に掲げるのは意外と重労働。すでに腕がパンパンだ、と泣き言を言い始めるがインストラクター“なっちゃん”の「風があればそこまで重く感じなくなりますよ」という言葉に救われる。
基本動作を学んだ上で、いよいよ海上へ。上級者は海中に伸びるフォイル(水中翼)がついたボードで楽しむウイングだが初心者はまずは安定感のあるSUPボードがオススメ。浮力があるボード上に簡単に立てるのでウイングの扱いに集中できるのだ。
「風が吹いてくる方向にウイングを向けて、と言いたいところなんですが……(笑)」思わず、なっちゃんが苦笑いするワケはこの日があまりにも無風だったから。快晴に恵まれたロケ日和も、絶好のウイング日和にあらず。ウイングで風を掴むことができず、陸上でのレッスン同様にボード上で必死にウイングを支えるキムラなのだった。
レッスン開始から約1時間。少しずつ陽が傾きはじめた頃、わずかながら沖から風が吹いてきた。今がチャンス! とウイングを向けるが向きが悪いようで、煽られてあらぬ方向に流されてしまい、体制を崩して落水。
自然相手のスポーツはそう簡単にうまくいかないのが当たり前。習得するのが難しいからこそ、うまく出来た時の喜びがある。当初思い描いたイメージ通り、風をうけて水面に浮き上がって疾走することは叶わなかった。しかし、風を受けて押される感覚を感じつつ、ウイングの面白さは体験できた様子。レッスン終了後に夕陽に照らされながら海を眺めるキムラの表情は充実感に満ちていた。
富士山の絶景を眺めながらウインドサーフィンやSUPの他、
サーフスキー、アウトリガーカヌーなどのマリンアクティビティが楽しめる。
湾をオレンジ色に染める夕陽を眺めながらのビーチサイドヨガも人気。
gosea’s surf
静岡県静岡市清水区三保2718-8 054-368-6673
gosea’s surfマネージャー松下裕亮さん。代表の合志明倫さん。スタッフの新井夏海さん。
海越しに富士山を眺められる景観ポイントは東名高速・清水ICから約25分。
軽快な走りが楽しめるThe MINI JOHN COOPER WORKS Crossoverなら
東京からのドライブ目的地にも最適。
Photo/ Masayuki NAKAGAWA