46worksの得意とするのがチタンのエキゾースト。チタンのパイプに砂を詰めて炙りながら曲げていきます。美しいRと焼け色は手曲げの証。機械曲げだとこういう雰囲気のある形にはなりません。チタンは加工性が悪く、パイプの曲げも鉄などに比べて難しいと言われていますが、中嶋さんは独学でそのスキルを習得してしまったというから驚き。こうして作ったエキパイに細身のテーパードサイレンサーを組み合わせています。
まずは念入りに長さや位置を決めます。その後、パイプに砂を詰めたら一方を固定してバーナーで炙りながら少しずつ曲げていきます。デザインとバンク角確保のためエキパイはエンジンに沿うように内側に寄せる。とても精度が求められる作業で現車にあわせて少しずつ調整されていくのです。
完成したチタンのエキゾーストパイプ。炙ることで付いた焼け色が美しく、ゆるやかなRはスムーズな排気につながるのです。
次回は、エンブレム編です! 【vol.17へ続く】
- BMW R75/6 カスタムプロジェクト vol.1〜5
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