14MayHONDA CB250T CUSTOM PROJECT 04 エンジンをバラしてみよう!! フレームから外された全てのパーツの中から、一番最初に手を付けたのがエンジン。万が一、中身にトラブルが発生していた場合には、パーツ集めが相当大変だろうなぁ・・・・・・。なぁんて想像をしながら作業開始。パラレルツインエンジンの中身は一体どんなコンディションなのでしょうか? エンジンの中が酷いことになっていたら、大変です。あぁ、神様!! 運命の時。 まるでデッカい単気筒みたいエンジン単体で見ると、2気筒のパラレルツインのカッコ良さがより際立ちます。斜め横からのアングルで見ると、平行に繋がった2つのシリンダーがでっかい単気筒のようにも見えるっていうところが、このエンジンのカッコいいところ。オーバーホールの開始です!現状を把握するため、バラす前にガソリンを入れて、エンジンやミッションの調子は確認済み。一発始動でまぁまぁ調子良さそうなエンジンではありましたが、とは言え40年以上も前の機械ですから、念のため内部の状態をチェックしないといけません。 OHCパラレルツインの内部大公開 いよいよ扉を開けるときさて、まずはカムカバーを外してみましょう。OHCのシンプルなシリンダーヘッドの中身はこんな感じ。ぱっと見た感じ、状態はとても良好のようです。 過去のトラブルを発見!!シリンダーヘッドを取り外すと、ピストンが見えてきます。ここで、片側のピストンにバルブが干渉した形跡を発見。ヘッド側を見てみると、現在装着されているバルブにクラッシュした跡はみつからなかったので一安心。すでに修理されている模様です。バルブが接触した痕も小さな傷で済んでいたので、ピストンそのものはこの状態でも問題無く使用できそう。 旧車の発電系は要チェックヘッドライトの光量が不安定だったり、ウインカーが点かなかったり、バッテリーが充電されづらかったり、セルでエンジンが掛からなかったり。電系に問題を抱えた状態では、日々イライラするトラブルが頻発します。街中を快適に走る為には、発電系のメンテナンスは必須。幸い、ジェネレーターのコンディションも上々のようで、発電量もバッチリ。街中を快適に走る為には、各部の重要なパーツを全て丁寧に確認し、トラブルシューティングを行うのは旧車の鉄則です。 50年モノのミッションとクランククランクケースを割ってみる。写真左側にあるギアの塊がミッション。その向こう側にあるのが、クランクシャフト。この痕、ミッションのギアやクランクシャフトはケースから外されて、細部までチェックが行われました。双方ともにコンディション良好ということで、機関面に関して大きな整備が必要ないと言うことがはっきりしました。さて、ここからやっとレストア&カスタムの作業に集中できます。 次回へ続く