現在懐中時計のコレクションが増殖中の世田谷ベース。机に並ぶのはその一部の時計達で、どれもコンディション抜群の一級品。そのブランドを聞いたら驚きますよ。
面白い物見せてあげようか?
何ですか?
ほーら。
スゴイ数ですねぇ!
1910年辺りに、アメリカが軍人に配った懐中時計だからね。ちなみに、コレがパテックフィリップ、こっちがユリスナルダン、で、バセロンコンスタンチンね。
バセロンやパテックって、超一流ブランドじゃないですか。何百万円何千万円っていう時計を作ってるブランドですよね?
そうなのよ。当時は戦時中なんで、軍が発注した時計をそういうメーカーが色々作ってたんだよね。
なるほどぉ。
コレをオレは毎日ゼンマイ巻いてるからね。こいつは5分遅れるとか、1分速いとかさ。面白いんだよね、そんなことやってんのも。
修理ってできるんですか?
ん。いまはね、ロレックスの懐中時計をオーバーホールに出してるけど、完璧に直って帰ってきますよ。
へぇぇぇ。
で、ワタシはジーンズに付いている小さなポケットにこの懐中時計を入れると。それがあのポケットの正式な使い方だからね。
机に並べた懐中時計を眺める所さん。これ以外のコレクションも全て、一日一回ゼンマイを巻いて稼働させるのも、懐中時計コレクションの楽しみ方の一つだそうです。