ホビー

M4 “Sharman” TANK COLLECTION 03 

所さんが追求する戦車の世界 M4A1 76

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編集部
これは、ヘッドもボディもMATO TOYSですね。
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どーなんだよ、このクオリティ。ガンローターシールドのエッジのアールやっぱこうじゃないとだめでしょ、MATO TOYS!! って、うるせーなぁ(笑)。
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編集部
ガンローターシールドが、完成車そのままのようで、よく見てみると随分ちがいますよね。
アバター
編集部のスタッフがさ、また余計な資料を4冊も買ってきたから(笑)。
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編集部
(笑)
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その写真集を見てたら、こーなってんじゃんかよって、いろいろ発見しちゃって。で、作っちゃったら、上手いじゃないのよと(笑)相当だよ、これは。どっかでシャーマン戦車展っていうのやってねーかなぁ。出したいよ(笑)。
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編集部
(笑)シャーマン戦車展、相当コアなファンが集まりそうですね。
アバター
そういうのやってたら、全部出したいよ。
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編集部
ちなみにこのハッチの周りに付いているツブツブしているモノはなんですか?
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これはね、当時布を引っかけるためにクリップみたいなパーツを付けてたんだよね。
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編集部
なるほどぉ。だから先っぽが引っかかりそうなカタチになってるんですね。
アバター
それ、紙でつくるんだぜ。
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編集部
紙ですか?
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そう、紙を切って曲げてそのカタチにするの。って、どんだけ手先が器用なんだ、ワタシは。
アバター
編集部
ハンパじゃないですね。
アバター
そのほかにも足りない金具があるから、それも一個一個作るわけですよ。
アバター
編集部
ほぉぉぉぉ。
アバター
写実派だね、ワタシは。イヤイヤ、印象派でもあるな。だってさ、こんな戦車なんだろうなぁって、想像なんだからさ。写実派であり、印象派であり、そして前衛でもあると(笑)。
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編集部
さすがです!!
アバター
でも、オレ丸書くの上手くない?
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編集部
もしかして、戦車に書いてある文字とか、星のマークとか、フリーハンドなんですか?
アバター
そーだよ。スゴいでしょ?
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編集部
えぇぇぇっ!! ちなみに、文字のセンターが抜けている、ステンシルみたいになっている文字はどうやって書くんですか?
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それはね、あとから削るのよ。それを想定して、わざと削りやすいように、艶消し剤を沢山入れて、粉っぽい塗料で書くわけですよ。塗料をポロポロ剥がしやすい状態にしておくと。例えば、8っていう数字書くでしょ? 書いて、その後に、真ん中を真っ直ぐ削り取ると、ステンシルみたいな文字になるっていうね。工夫ですよ。
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編集部
これまで何十年とペイントを手がけてきた経験が生きてくるんですね。
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しかし、かっこいいなぁ。この工作は子供じゃできないよ。かぁぁぁぁ、やりますねぇ、ワタシったら。
ガンローターシールドの形状を実車に近づけ、布を止める為のクリップを装着。
クリップは紙を小さく切って、Uの字型に曲げて固定し、その上にビスのアタマを装着。
反対側から見た図。アンカーの位置も細かく変更されているのです。
布を止める為のクリップ。周辺は絶妙な錆び感で演出されております。
コチラがタミヤ製のブローニング。弾倉の蓋などが可動式。この辺りの細かい作りはさすがタミヤ。
ワイヤーが固定されるクリップはセンターから少し右下にオフセット。
ディテールをちょっと変えただけなのに、
フロントフェイスの印象がずいぶんと変化するから不思議ですねぇ。

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