入手した設計図の手書きの美しさに見とれる
ゼンマイの仕組みだけで無く、操作方法なども美しいイラストで描かれている。コンピューターで作った精密な設計図が当たり前の時代だからこそ、手書きの美しさが際立つのだ。
お宝天国の世田谷ベースからデッドストックが発見された!
世田谷ベースの膨大なコレクションの中から発見された新品未使用のカエルちゃん。使い込まれたモノと比較すると、ボディの美しさと、色の鮮やかさに圧倒的な差があることが分かります。手描きのイラストがあしらわれた箱のデザインも秀逸。
コラムシフト仕様の衣の中は?
3速仕様のコラムシフト。インパネ右側の丸い計器は速度計。車体の速度と連動し、2速で60キロ、3速で100キロまでメーターの針が動く仕組みになっているんですっ!
ズラリと並んだゼンマイおもちゃのコレクション
3速や4速など、同じような形をしたシュコーでも、その中身の違いによってインパネの形状がそれぞれ異なるんですねぇ。世田谷ベースには、それが全てコレクションされております。とりあえず、その辺りに置いてあるモノをパッと集めただけでもこの台数!
シュコーの4速ギアの全貌が明らかに
ゼンマイを巻いて、離すと走り出すというのが、一般的なイメージですが、シュコーのゼンマイカーは、4速のギアが実際に稼働し、それぞれのギアにおける車速が異なるという、クルマと同じ仕組みで走ります。故に、設計図にあるとおり、クルマの中に入っているゼンマイとギアの仕組みは複雑に絡み合っているわけであります。これがドイツ製のゼンマイオモチャ最高峰。1930年代から、こんな凝ったオモチャがあったなんて、驚いちゃいますね。