バイク

所さんが仕立てるハーレーカスタムの真髄に迫る!! その04

あっという間に丸裸
スプリンガーフォークが付くだけで
大幅イメージチェンジ
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編集部
カスタムのコンセプトはどんなモノなのですか。所謂ハーレーのカスタムとは全く違う方向だと思うのですが……。
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所さん
ハーレーのカスタムってさ、色々あるじゃん。例えばオリジナルのラインを生み出すフレームを作るとか、エンジンの特性をショップがオリジナリティ出してますみたいなものとかさ。でもね、今回のはそういうカスタムとはちょっと違うよね。というか、カスタムじゃなくて、着こなしだよね、コレは。つまり、色々洋服がある中で、今日はタンクトップの上にシャツを着てみようとか、今日はワイシャツとかあるいはフォーマルとか好きに決められますよってんじゃ無くて、フォーマルの着こなし、あるいはTシャツの着こなしみたいなものですよ。じゃさ、今日はみんなでTシャツを着ましょうってなったとして、でも、Tシャツを着慣れてない人だと、まっさらで折りシワなんかが付いてきっちりしてて、腕も半端な長さみたいなさ。そうじゃなくて、袖をシワシワにしてみようとか、一回洗って、シワっぽいまま干して着るとか、そういうことに近いよね。カスタムと言うより、着こなし。同じモノを使ってるんですけど、こうやって付けるとカッコイイっていうことだよね。MA1なんかだって、全く同じモノを着ても、チャックを下だけ閉めて上開けてってやったら、それ昭和のマイトガイかよってなっちゃうでしょ? それだとかっこ悪いし、へたくそな着こなしになっちゃうと、どんなに良いモノを持ってても、宝の持ち腐れになっちゃう。一般的には、自分がバイクを乗ってる様を乗りこなしって言って、どんな服着るとかそういう部分を作るんだろうけど、イヤイヤそうじゃ無いよと。首がヨレてた方が良いとかさ、腕の丈が短い方が良いとか、ズボンだったら、ちょっと丈が短い方がいいとか、その辺だよね。フレームもこういう具合がカッコイイとか、ヘッドはこういう方がカッコイイとか、つまりはタンクいらねーじゃんとか。ジャンパーだって襟がいらなきゃ切っちゃえば良いじゃん。襟がついてなきゃダメだってので、襟を何とかしようとして着ているけど、襟がいらなきゃ切っちゃえば良いんですよ。有りモノがいちばんじゃなくて、単純なコトなんだけど、絵柄がカッコイイ方が一番。風防なんかだって、有りモノで探してたらカッコイイものは無い。で、たまたま器用な清野君がいるから、それは理想的なカタチのモノを作るわけだよね。あと、面白いのはさ、1/18のオモチャを作ってた所から繋がってしまったってところだよね。本人としては、別にそういう意識は無いんだけどね。1/18のダイキャストをやってるときは一生懸命作ってて、1/18だけに集中してるじゃん。でも作業がだんだん実車にまで及んで来ちゃったのは、意識してないけどそういう流れだったんだよね。で、バイクも1/18作ったりして、あっ、じゃぁこんな感じで行けるなぁみたいな。プライマリーカバーも紺に塗ったじゃない。で、あれは、普段散々カンカラなんかを見てるからだからね。しかもあれは、柴崎君が何か気の利いたオイル差し無いですか? なんてところから、紺色のオイル差しが出てきて、この雰囲気が良いなぁって。なんか全部が繋がっているよね。不思議だけど、ホントにそうなんだよね。
数日後、サンダンスでは、なんと、ショベルヘッドはエンジンが降ろされ、外装パーツもほとんどが外された状態に。急ピッチで作業が進んでいます。ちなみに、きっかけとなったスーパーリアルナックルからはスプリンガーフォークが外され、そのフォークは所さんのハーレーに装着されておりました。フォークがスプリンガーになるだけで、ずいぶんとイメージが変わるものです。
コチラはショベルのエンジン。エンジン単体で見ると、かなりコンパクトなのに驚きます。雅感溢れるロッカーカバーの装着待ちですね。
所さんとサンダンスの
絶妙なコラボレーション
果たして、どんなマシンが仕上がるのか?

その5へつづく

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