あまりに風景に溶け込みすぎているモノって、注意深く辺りを見まわしてみないかぎり、その存在に気づかなかったりするモノです。たとえばコチラの “マネキン” なんかも。世田谷ベースの風景の一部として欠かせない大事なアイテムなのであります。
この辺り全部写真撮ろうよ。
このTWAの帽子被ったマネキン、初めて見ました。
そう!?ちょっと前からそこにあるよ。かっこいいよねぇ、ビンテージのマネキン。
こうやって、探してみると、沢山ありますね。
うん、そうなの。こうさ、なんて言うのかな、味わいがあるというかさ、表情とかがとっても良いんだよね、この時代のモノは。
何年代くらいのモノですか?
古いのは1950年代とかだよね。新しいモノも悪くないけど、やっぱりアンティークのマネキンが一番良いよねぇ。
たしかに。最近のモノは、顔つきは本物っぽいというか、人間に似ているんですけど、表情が希薄というか。
そうそう、なんかね、つまんないんだよね。
基本的にはアメリカからの輸入ですよね?
そうだね。でさ、マネキンとかに被らせる帽子とか、サングラスとか、そういうので遊ぶと面白いんだよね。アメリカから買って、小さくて入らなかった帽子とかさ、そういうのをマネキンに被せて。
帽子と眼鏡でイメージもだいぶ変わりますよね。
そうそう。そこがまた面白いのよ。