ガレージ

アメリカからやってきたビンテージフレーム『ホットロッド・スタイルが生み出されるまでの記録』/ 所さんのホットロッド自転車 Vol.1

海外のオークションや通信販売を常にチェックしている所さん。今回注目したのは1930~1960年代のアメリカ製自転車。クラシックカーの様な雰囲気がある自転車を所さんはどのように遊ぶのでしょうか。

ついに来ましたよ、アメリカから自転車が。
編集部
またすごい台数ですね。
なにいってんの、まだまだ来るからね。しかし、この時代の自転車はカッコイイよなぁ。思わない?しかも乗りやすい。もうね、びっくりするから。ちょっと乗ってみなよ。
編集部
あぁぁっ、何ですか、この乗りやすさは!
びっくりするだろ? スイスイ走る感じは気持ちいいよ。
編集部
確かに、街中乗るならこういう自転車最高ですね。
ビーチクルーザー的なね。世の中シングルだのロードだのって流行ってますけど、ワタシはコチラだと思いますよ。
編集部
何年代くらいのモノなんですかね?
このschwinnは1960年代だね。小豆色のフレームにタンクが付いてるヤツは、1950年代。
編集部
1950年代のフレームもカッコイイですねぇ。このメーカーってなんて言うところなんですか?
jc-higginsっていうメーカーだよ。
編集部
ジェーシーヒギンズ?
雑貨屋さんだよ。自転車だけじゃなくて、いろいろなモノを生産しているアメリカのメーカーだね。今はもう無いんじゃないかなぁ。
編集部
へぇぇ。知りませんでした。
ヘッドライトなんか付いてて、最高だろ?点灯するからね、ちゃんと。
編集部
すごい!
アタリマエですよ。バラして見たら電池はいるようになってたんだけど、今の電池のサイズと合わないから、加工して、入るようにしてさ。そしたらあんた、つきましたよ。ホォーホッホッホッ!もうね、自転車屋さんですよ、ワタシは。
編集部
突然自転車、しかも1930年代など古いモノに行かれたきっかけってなんだったんですか?
なんだろうなぁ。うーん。あっ、あれじゃないの、バイクで1940年代モチーフとかやったでしょ? サンダンスで作ったヤツとかあるじゃん。あんなイメージなんじゃないかなぁ。1940年代とかの気配のある二輪車というところで、いきついたんだよ、きっと。そういえばさ、黒のschwinnはね、フロントのハブの中のベアリングか何かがダメになっちゃってて、グラグラしちゃうんだよね。だから、ハブだけ買いましたよ。
編集部
当時モノですか?
そう。アメリカにはね、デッドストックがあるんですよ。やっぱりスゴイよね、アメリカは。なんでもあるもん。ペダルもシートもエンブレムなんかも全部手に入る。凄くない?
編集部
デッドストックでまだパーツが見つかるって相当ですよね。
でもね、エンブレムなんかはけっこう高いのよ。
編集部
へぇぇ。
あと、グリップなんかも沢山売ってるよ。
編集部
いいなぁ。
あとね、もっとスゴイのも来ちゃったんだよ。ちょっと見てよ。
編集部
なんっすかコレは!
スゴイだろ? さすがのワタシもね、コレを見た時は、やってしまったと思いましたよ。
編集部
スゴイですねぇ。
1930年くらいのモノなんだけど、アメリカから届いて箱開けたらこの状態って驚くだろ?
編集部
ハイ。
で、ですね、このボロをホットロッド的に仕立ててみると格好良くなってしまうと思うんですよ。
編集部
自転車でホットロッドですか?
このフレームはそのままに、最新のコンポーネンツを入れてだね、ブレーキなんかもディスクにしたりしてさ。つまり、ウチのボロトラックあるだろ? ああいう自転車ですよ。
編集部
なるほどぉぉぉ!確かにそれは格好良さそうですね。
でしょ? 一見ボロなのに、走りは今の技術で仕立てられてるなんて、素敵でしょ?
編集部
たしかに。
ホットロッド的自転車遊びですよ。今まで何でこれに気づかなかったんでしょう。相当カッコイイ自転車になると思いますよ。
編集部
いやぁ、完成が楽しみですね!

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