バイク

HONDA CB250T CUSTOM PROJECT 02

所さんがベースモデルとして購入したCB250Tとは一体どんなバイク?

いかにも70年代スポーツというスタイルに、ホンダらしい信頼性と扱いやすさをプラスしたCB250T。所さんが今回購入したこのモデルは、ノーマルでも気楽に乗れる懐の深さを持つ国産旧車なのである。

日常的に快適に旧車を楽しめる優等生

ノーマルで乗るにしろ、カスタムするにしろ、ビンテージバイクを普段から街乗りに使おうと考えると、50〜60年代の英国や米国車だと古すぎる。こういったクラシックを乗りやすくカスタムすることもできるが、もっと気楽に楽しみたい。そこでオススメはクラシックと呼ぶにはちょっと新しめの70年代の日本製、それも250〜500ccのミドルクラスだ。この時代の4ストロークはセル付きが多く、点火系も進化して信頼性も高い。状態の良い車輌なら気を使わずに乗ることができるからだ。それでいてエンジンはキャブレター仕様らしいダイレクトでストレートな吹け上がりや、各部のメッキパーツや塗装などの丁寧な作りはミドルクラスでも手抜きはない。そんな中でも70年代のビンテージ感を凝縮したミドルクラスの好例が、所さんが購入したホンダ『CB250T』だ。『CB72』以来250ccの2気筒スポーツはホンダの得意分野。ただしレースまで考えた過激なCB72とは違い、CB250Tの開発でホンダが重視したのは快適で面白く、かつ安全に乗れること。同時期の先進的な並列4気筒を搭載した『CB350フォア』や他社のパワフルな2ストロークよりも、扱いやすさに特化したモデルだった。当時の価格は24万6000円。他のスポーツモデルに比べて決して安くはなかった。だがエンジンは扱いやすく、ハンドリングは素直でブレーキも効く。ライトは明るく、信頼性が高くて壊れない。当時「優等生」といわれたホンダが、さらに真剣に作ったスーパー優等生が、このCB250Tだったのだ。

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