不必要なモノを排除すると
レーサーのようなフレームになっちゃった
今回、カスタムフレームを製作するに当たって行った作業はとてもシンプルです。形状を変えたり、フレームを継ぎ足したり、複雑な加工は一切なし。不要な部分をカットし、丁寧にスムージングしてペイントしてみると・・・・・・。完成したフレームはノーマルとは明らかに一線を画す仕上がりになってしまったのでした。
このままガレージに置いても良い絵柄市販車は様々な方向性から利便性や耐久性を考慮して製作されているモノ。誰が乗っても、どんな状況でも不便の無いよう様々に配慮されているが故、構造はとても複雑になってしまっているのです。そのため、フレームには多くのパーツが溶接されており、フレームの美しさは半減。全体的に野暮ったい雰囲気が漂ってしまいます。自分が乗る上ではいらないモノを全部削り落として、シンプルで丸いパイプのチューブラーフレームに近づけていく。エンジンを正確にマウントでき、前後の脚廻りがしっかり動くための骨格として、本来フレームが持つべき機能だけが際立つように作り上げていくと・・・・・・。
たくましく走ってくれそうな雰囲気シンプルなリアセクションは、まるで往年のレーシングマシンのようなカッコ良さ。ハイグロスのブラックで美しくペイントされたことで、フレームの美しさは更に引き立ちました。なんだか組み上げていくのが惜しい感じになってきてしまいました。