パットの付いたクラシックなタンクは、R75/6の純正。時代考証的にはこれが正しい姿なのです。フロントに追加装着された小ぶりなフェンダーは、46ワークスのワンオフモノ。以前のタンクだと、エンジンとタンクの間に大きなクリアランスがありましたが、今回のタンクはエンジンに少し被さって見える形状に。タンクの形状が変更されたため、以前のタンクにピッタリ作っていたシートも作り直しております。
コチラは、連載当初にご紹介した所さんがBMWの実車を製作する前に作られたプラモデル。これを作った事がきっかけで実際にフラットツインのカスタムマシンを製作するコトになったのです。オーダーは、これと同じバイク。様々なカスタムバイクを製作してきた46ワークスもプラモデルありきのオーダーは初だったそうです。当初、所さんのバイクのベースとなったR75/6には、アメリカ仕様の小ぶりなタンクが装着されていたため、このプラモデル的なイメージをR80タンクを使用して具現化。それはそれで良かったのですが、今回は、所さんが“念のため”購入していたパット付きのタンクに変更。プラモデルと全く同じバイクがついに完成したのです。
八ヶ岳からハイエースに乗って帰って来たR75/6。改造箇所の説明を行いながら、バイク談義で盛り上がる所さんと46ワークス中嶋さんなのでした。
プラモデルと全く同じ塗り分けで完成したタンク。エンブレムは所さんが海外から輸入した削り出しのモノを使用。パットは新品のパーツを使用して組み上げられています。水たまりを踏んだときにどうしても水が跳ね上がってきてしまうのを抑えるために、小ぶりなフロントフェンダーも装着。
メチャクチャ軽いねこのバイクは。
さてさて、どこに置こうかなぁ。
早速ガレージへ。車体が軽量なので、押して動かすのも楽チン。増築したガレージと母屋の中間の位置にバイクを置くと、ソファに座って眺めるのにちょうど良い距離感。向こうに覗くホットロッドを背景にカッコイイ絵柄が完成するのです。
所さんが手に入れたビーエムダブリューってどんなバイク?
BMW R75/6 カスタムプロジェクト 完
- BMW R75/6 カスタムプロジェクト vol.1〜5
- BMW R75/6 カスタムプロジェクト vol.6〜10
- BMW R75/6 カスタムプロジェクト vol.11〜15
- BMW R75/6 カスタムプロジェクト vol.16〜19