ホビー

所さんのダイキャストカスタム03 新会社『トコロ板金』を設立し 所さんが手を出した1/18の危険な領域 CHEVROLET CAMARO

動かない脚を動くように! 脚廻りワンオフ大作戦

『トコロ板金』の工場長は複雑であればあるほどに、難解であればあるほどに、やる気が出てしまうと言う性格。コチラは何と、不可能を可能にしたという、超絶ディテールを持っているということなのですが、一体それは??

アバター
所さん
これはですね、凄いんですよ。相当良く考えられてるシリーズです。
アバター
編集部
うぁ、またカッコイイですね、このカマロも。
アバター
所さん
これはサスペンションの作りが良いんですよ。ちなみに横にあるレーシングカラーのカマロ、コレが元です。
アバター
編集部
全く同じモノですか?
アバター
所さん
そーですよ。どれだけスゴイ作業をしているか、説明するのに、元も必要かなぁと(笑)。
アバター
編集部
佇まいが全然違いますね。オレンジのはオモチャオモチャしちゃってますもんね。
アバター
所さん
そーなんですよ。しかもね、これ上から押してみると分かるんだけど、元々はノーサスなのよ。全く動かない安いオモチャ。
アバター
編集部
もしかしてそれを!!
アバター
所さん
白い方は、ほら。ちゃんと脚廻りがストロークするんですねぇ。
アバター
編集部
うぁっ、本当だ!!
アバター
所さん
元々固着してるアシをですね、まず全部バラすでしょ? で、リアの板バネの後ろ側、その部分がストロークするようにシャフトを入れて、上下に動くように仕立ててあるわけなんです。
アバター
編集部
うぁ、もともと接着してあった板バネの付け根に軸を付けて、ボディ側に軸受けを作って、ストロークするようになっているわけですね。
アバター
所さん
スゴイだろ? で、バネをデフの脇に付けてって、もう大改造ですよ。
アバター
編集部
元々動かないモノを動かすって、相当ですよね。
アバター
所さん
でも、それだけだと、車高調整が難しいと。
アバター
編集部
バネのレートで何とかするって事なんですか?
アバター
所さん
と思うでしょ? でも、このクルマはそんなんじゃ無くて、リアデフの所に仕込んだバネの受け側に加工をするんですよ。シャシー側にも穴を開けて、室内側からデフ側の軸にタッピングビスねじ込んでいくんです。
アバター
編集部
つまり、ネジ込んでいくとデフがシャシーに近くなり車高が下がり、緩めていくと上がるということですか?
アバター
所さん
スゴイだろ? だから、こんなに美しい車高になっているという訳なんですね。
アバター
編集部
元と比べると、フロントは車高が下がり、リアは車高が上がってますよね?
アバター
所さん
前が3〜4ミリ落ちて、リアが2〜3ミリ上がってますね。そうじゃなきゃかっこ悪いでしょ?
アバター
編集部
確かに。
アバター
所さん
このカマロは脚廻りに相当時間掛けてますよ。
アバター
編集部
半端じゃないですね。
アバター
所さん
あとね、塗るのが大変。どんなに塗っても元のカラーリングが出てきちゃうんですよ。だから、この1台を白くするだけなのに、エアブラシの容器1瓶分塗りましたからね。
アバター
編集部
普通だと、どのくらいの量で塗れちゃうんですか?
アバター
所さん
そうねぇ、瓶の1/3くらい塗料が入ってればクルマ一台塗れちゃいますよ。
アバター
編集部
3倍ですか。相当時間掛かりますね。
アバター
所さん
丸二日かかってますね(笑)。まぁ、剥離して塗れば良いんでしょうけど、めんどくさいからさ(笑)。
アバター
編集部
ホイールとか、グリルは汚し入れてますよね?
アバター
所さん
そう。メッキメッキしてるとオモチャっぽいから、その辺りは汚してやると雰囲気良くなるんですねぇ。
アバター
編集部
実車感ありますね。
アバター
所さん
あっ、ちなみに、来週あと20台くらいアメリカから届きますからね。凄いことになってきましたよ、トコロ板金。でもね、この作業はホントに楽しいんですよ。まぁ当分止められませんね(笑)。

97ch Pick Up

97ch Pick Up

97ch STORE OPEN

97ch STORE OPEN

世田谷ベースのウェブコンテンツをいつでもどこでも楽しめる「97チャンネル」の開局を記念して、オリジナルのワークシャツを販売。数量限定なのでお買い逃しなく!