07Marオイル漏れの原因は一体!? カブ専門店でエンジンをオーバーホール Honda Super Cub C65 日本列島カブを買う旅 Vol.5(最終回) 1400キロを走破してスーパーカブが 世田谷にやってきた!! Honda Super Cub C65 日本列島カブを買う旅 Vol.4 車体は綺麗にレストア済み。でも、5年以上不動のままだった個体ということで、久し振りにエンジンを掛けたら不具合が色々出てきてしまいました。果たしてその原因は? 市原屋の市原さんと現状の不具合に関して話し込む所さん。キャブのセッティングに関する疑問や、スロットルが戻らなくなる原因など、細かな打ち合わせが行われました。 ハイエースに乗せられた所さんのC65。市原屋は狛江にあるので、世田谷ベースからクルマで10分ほどの距離。何かあったときにすぐ駆けつけてくれる距離感が嬉しいのです。 火花が薄くて失火気味 エンジンが掛かりにくいという症状はイグニッションコイルの不具合によるモノだと判明!! それ以外の部分も徹底的にチェックするのだ コチラのパーツはフライホイール。裏側には磁力を発生する金属が埋め込まれており、コイルの周りを回ることで発電する仕組み。イグニッションコイル不良だということは判明しましたが、点火用の電力を作り出す大元のコイル周りも完璧に仕上げます。 ①アルミのカバーを外すとフライホイールが見える。 ②フライホイールを外すと、中には2つのコイルが。灯火類に使用しているバッテリーを充電するためのジェネレーターコイルとプラグに火を飛ばすための電力を生み出すエキサイタコイルという二つが内蔵されている。 ③進角装置のバネ。これが切れたり伸びたりした場合、カタチが単純なので、ホームセンターで購入したものに変わっちゃっているケースなんかも多いそうです。実は、このバネレートが重要。純正品を使います。 ④エキサイタコイルで生み出された電流をイグニッションコイルに流すタイミングを、このパーツが決めています。カチカチと接点に触れるリズムで、イグニッションコイルに電気を流す。 次のページを読む 12