大きなタンクに対してライトとシートはとってもコンパクト。このあたりのバランス感覚は世界中のカスタムビルダー達に影響を与えるセンスを持つ中嶋さんならではのチョイス。BMWのスタンダードは、シートが分厚くて乗り心地が良い反面、どうしても外観がボテッとした印象になってしまいます。アフターマーケットのカスタムシートに交換するだけでも相当スタイリッシュになるのですが、今回は更にもう一手間。潔く一人乗り専用にバッサリとカットしてテール周りが更にスッキリさせるのです。よりタンクの大きさが強調されることになりました。
Seat Rail
カスタムシートを一度分解。FRPのシートベースをカットして前半分だけにして、後ろの部分をFRPで新たに作り直しています。新しいシートベースをシート屋さんに送ってスポンジを製作。タックロールの表皮を張り直しました。
小型のヘッドライトを取り付けるためステーを製作。事前に取り付け部を加工済みの下側のステムに固定しています。ヘッドライトの左右にステーがあるヘッドライトに比べるとステーが見えない分、フロント周りがスッキリした印象になるのでした。
シートは一人乗り専用。小さいけれどタンクからテールにつながる美しいラインとタックロールの表皮が強い存在感を生み出しています。
次回はホイールとブレーキ編です! 【vol.14へ続く】
- BMW R75/6 カスタムプロジェクト vol.1〜5
- BMW R75/6 カスタムプロジェクト vol.6〜10
- BMW R75/6 カスタムプロジェクト vol.11,12