クルマ

ロードランナーカスタム その製作現場へ潜入取材 その6

所さんのロードランナーが製作された当時のお話し。所さんプロデュースの超絶カスタムの一部始終を97チャンネルでもご紹介致します。とにかく全部バラバラにして・・・・・・。ヤルとなったら徹底的に。世田谷ベース的アメ車カスタムの全貌をご紹介致します。
その5からの続き)

っていうか
ロードランナーって
どんなクルマでしたっけ?

2006年に世田谷ベースにて撮影されたロードランナー写真がこちら。マニアなら、ヨダレモノのナンバーズマッチ&ミントコンディション。ちなみに、この当時のボディカラーは、レモンツイストという名のクライスラーの純正色なのです。

 ヒストリックカー業界に於いて、今をときめくアイドル的人気を欲しいままにするマッスルカー。一昔前であれば数万ドルで売買されていた個体が、今やその何倍もの高値で取引されるほど価格は高騰しており、コンディションの良い個体はコレクターの間で引っ張りだこという状態が続いている。
 ちなみに、マッスルカーとは、1960年代から70年代にかけて生産されたアメリカ製のインターミディエイトサイズのクルマに、大排気量&ハイアウトプットを誇る高性能エンジンを搭載したスポーツモデルのこと。ポンティアックGTOや、ダッジチャージャー、シボレーノバ、そして、所さんのロードランナーなどが、その代表格として崇められている。ちなみに所さんのロードランナーは、1970年式。約3万台ほどが生産されているが、その中でも、オプションとして設定されていた7.2リッターのトライキャブユニットが搭載されたレアなモデルとなる。10年以上前に所さんご本人がカリフォルニアより購入。フルレストア済みという状態で手に入れたものの、所さんが納得いくレベルとはほど遠く・・・・・・。ほぼフルレストアに近い作業が施され完璧な状態に仕上げられることとなったわけです。で、完成した状態の写真がコチラ。『所:元々M/TだったのをA/Tに変えて落ち着いてたんだけど、やっぱりM/Tかなぁと。で、戻して完璧に落ち着いてたんだけどねぇ』完璧な状態のロードランナーを、さらに完璧なクルマにするために・・・・・・。所さん的カスタムはこの後まだまだ続きます。

モパーパフォーマンスとロードランナーのステッカーの組み合わせ。そして脇には、BF Goodrichのホワイトレターがキラリ。格好いいですねえ。モパー好きにはたまらないワンカット。
アクチュエーターによって開閉されるエアグラバーと称されるエアインテーク。パカッと開き、トライキャブが思いっきり空気を吸い込むというわけです。
ナンバーズマッチのトライキャブユニット。乗りやすさを追求し、調整が困難なトライキャブユニットから、シンプルなシングルキャブに変更されているが、その他は基本的にストックの状態をキープしている。
当時、マッスルカーはスポーツドライブを楽しむ若者をターゲットにしており、ハイパワー&ロープライスが定義となっていた。なので、内装などはタクシートリムと称される安価な仕立てとされていたのも特徴。ステアリングホイールは、所さんが“最高のステアリング”として愛用されている1969年式のシボレー純正の3スポークに変更されている。
ボディ同色のホイールに、小さなハブキャップという組み合わせが、スポーティーな佇まいを演出する。アルミホイールが装着されていた時代もあったが、最終的にはオリジナルの状態に戻されてひと段落。

その7に続く

Back Issueロードランナーカスタム その1・2
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